展示会&一人メーカー


WORKERS 2016秋冬製品の展示会、無事終わりました。
これから、岡山で4月の出荷作業をして、それから秋冬の生産を始めます。

毎回、展示会をすると「一人でしてるのですね!」とよく言われます。
確かに一人といえば一人ですが、縫製は各工場が、今では出荷も一部出荷代行のVISIONさんに手伝ってもらっています。
企画、型紙、生産管理は基本的に私一人です。
これも、もともとほかに方法がなかった。自分が本当に作りたい形を実現するには、自分で型紙をひくのが一番早い。うまくひけても、だめでも、それはすべて自分の勉強とか、試行錯誤次第。
おかげで、WORKERSは企画・生産・納品を繰り返すごとに、その時々の感覚を取り入れながら型紙や企画の精度が上がっていると自分では感じています。

メーカーの役割というのもよく考えます。「ベーシックなもの、これといってきついデザインもない。ではWORKERSの強みは何?」と聞かれます。
その答えは

「メーカーとして、毎回決まった予定で展示会をして、カタログを作る。時代の感覚を取り入れた型紙、生地、企画。最後はメーカーの役割で一番大事な、納期を守って、コストも現実的にお客様が買いたいと思ってもらえるものを実現する」

要するに、メーカーとして当たり前の事を当たり前に、今の感覚をシルエットや色を取り入れながら続けることだと思います。
それはとても地味なことで目立ちもしません。でも、続けられたからこそ今があると信じています。

なんて、まじめなことを考えながらも「来期はこってりワークウェアいくつか作ってみたいな」とか「新しいスウェット系のデザイン思いついた!」とか、日々は単なる洋服作るのが好きな人として過ごしています。展示会なりで、仕事場を離れると作業ができないのでこういうことをいろいろ思いめぐらせます。