Upload, Football-T, BIG-T



http://www.e-workers.net/store/201605/top.htm

WORKERS 16SS最終納品予定の製品をアップしました。

フットボールT、元々は肩を二重にしてみたり、極厚のTシャツ生地で作ったり、強度を高めるための物ですが、あれそのままだと今の日本の夏では暑すぎる。

そこで、WORKERS別注の透けない、でも厚すぎない。バランスの良い19番単糸天竺(生地染めは20番)で作ってみました。

せっかくつくるならと、こってフットボールT専用ネームも作ってしまいました。
胸・背中に横方向に切り替えがあり、肩に縫い目が無いのが特徴。
パターン上、肩は落ち気味にしています。


そしてビッグTです。
これ、もともとは90年代の某PのつくアウトドアメーカーのTシャツ、それと某NのつくスニーカーメーカーのTシャツあたりをイメージしてます。

当時は2000年代よりもゆったりとしたシルエットが主流。自分自身も、夏場は無理やりジーンズはいて上はタックアウトしたゆったりシルエットのTシャツを良く着てました。上記の物以外にも、ONEITAもがっしりした生地でシルエットは大き目でした。

あれをあのまま作るのではなく、これも生地はWORKERSオリジナルの厚すぎず、薄すぎず。また、あまり硬すぎず。着心地の良い物にしています。


落ち気味の肩、太くてちょい長めの袖。でも、着丈は極端に長くしていません。

首回りはあまりだらっとならないよう大きくしていません。
ただ、襟のつけ方はバインダー(生地をパイピング状で縫う)ではなく、つけ襟にしています。

これがつけ襟。身頃と襟をオーバーロックで地縫いしています。
後ろネックは、通称「タコバインダー」で肩から続け縫いで、縫い代を共布で隠しています。


先月登場したCrew Neck。こちらはバインダー。それも特に細めの物が私は好きです。
少しクラシックな印象。
という風に、形によって「こういう年代っぽいなぁ」とか「らしさ」があります。
それを、縫製仕様を変えることでうまく表現できたら良いなと思い、仕様を変えてます。