フィルソンのハンティングベストをアップ。
http://www.e-workers.net/outdoorclothing/vest_filson/1.htm

良くできてる。ポケットの数、縫いの工程。上手い事、ここを先に縫って、後からこれをつけてと考えられている。

後ろ身頃のポケットも果たして、どれだけのメーカーがこの形を使った事か。


それにしても、ワークウェアに始まり、ミリタリー、トラッド、クラシックアウトドア、70年代アウトドア、いろいろ現物も資料も当たりますが、やっぱり既製品というのはどれも良くできている。

見れば見るほど、新しい発見があります。時に勉強してもしてもしたりない、どれだけやってもやりきれない山の前に居るように感じます。でもそれは仕方が無いのかもそれません。


昔の人は「これ!」と決めたものを重点的に一生かけて作ったケースが多かったはず。
それを、現代のわれわれは良いなと思うところをかいつまんでいるわけです。

一人の人が何十年、もしかしたら一生かかって作ったかもしれない仕様を勉強させてもらってるわけです。


だからこそ、安易にWORKERSは「何々にインスパイアされ」とか言いたくないのです。
「何々から勉強しました、これです」と示したいのです。

確かに資料をそろえるのは費用がかかります。延々。
でも、料理人だったら気になる料理はお金出して食べに行くでしょうし、家電の企画をするにしろ、ソフトウェアにしろ、競合する製品はお金を出して手に入れつぶさに調べるでしょう。

それと同じ事なので研究開発に費用がかかるのは仕方が無い事です。
そして、その研究開発が私にとって一番楽しい事なのです。