普通に着る服



毎度更新すると、海外のブログが取り上げてくれます。

http://www.inventorymagazine.com/updates/workers-1904-jacket-herringbone-vest.html
で、そのコメントに

「この手の服って、海外では金持ってる人が着るけれど、日本ではもっとライフスタイルに根付いてる」とありました。

まったくその通りだと思います。WORKERSの製品は普通の人が普通に着て楽しめるような服を作ろうと心掛けています。

私もクラシックな服、もっとディテールの凝った服も好きです。形としては。
でも、着る事を考えると、もう少しベーシックに。シルエットも、ディテールも。気合いの入った縫製仕様も、ぱっと見は普通です。

今回のラインナップは特に普通ですが、WabashのLot200にしても、着てしまえばごく普通のジャケット。
着た人が「あ、あれ着てる」と思われるのでなく「かっこいいな」と自分で思える、人からも「なんか、しゃんとしてる」と思われるような服を作りたいのです。

作り手としては、もっとディテールを、もっと変わった生地を部品を、もっととがったシルエットを、と思ってしまうときもあります。でも、そんな時は、本来の「普通に着られる服」という事を忘れず、価格も含めたバランスを考えて企画をするよう心がけています。