Shadow Stripe








やっと出来ました!
6.5オンスのシャドーストライプ。
非常に粗い糸で、とても弱いテンションで織った生地。これをインディゴ染め。
表・裏にシリンダープリントでストライプを描きました。

もともと、Stifel社が、本来織物で作るような生地をプリントで再現するか・・・という考え方から作られた生地。
織物であれば、色糸・白糸をよって「杢」にしてから織物にする部分をプリントで表現しているわけです。
そのため、裏にもわざわざ織物であれば出るようなプリント柄が入ります。

ベタなインディゴ染めに抜染で柄が表現され、本来の織物のストライプとは違う、独特な雰囲気があります。


生地ではあがっていましたが、やはり形になると良く見えます。
が、写真栄えのしないことしないこと・・・一見、ただのストライプ。
が、プリントです!プリントだから偉いわけではないのですが、この独特の風合いが大好きなのです。

ひとまず、四月の製品づくりはこれでおしまい。
更新は4/8(日曜日)を予定しています。
ご期待ください。

Flap Bag



パイピングで時間がかかりました、やっと完成フラップバッグです。

さらにパイピングだけでなく、リベット打ち機にも今回一工夫。
この機械自体、とてもアナログで、リベットをつぶす強さはネジを回し、ナットを締めるだけです。

今まで、中々ストロークが安定せず苦労していましたが、今回、そのリベットをつぶす部分に目盛を刻印してもらい、ストローク調節を数値化しました。

たかが目盛、早くやれよ!と言われそうですが、焼きが入っている金属。そして、つぶす部分は、紙1枚も入らないガイドに差し込んで使います。

最初はペンで直接書く(使っているうちに消えます)、紙で書いたのを貼る(ガイドとの隙間が無いので入らなくなる)、やすりで削る(焼きが入っている金属で刃が立たず)・・・といろいろやったわけです。

最終的には、旋盤を持っているミシン屋さんにお願いして目盛が入りました。
その効果は絶大で、サンプルの最初の1枚から非常に綺麗に出来ています。今までは1枚ダメにするつもりでストローク調節をしていたので。

フラップバッグに話しを戻して、構造は弊社Tool Bagとほぼ同じ。
これに持ち手がつきつつ、フラップもついている。

フラップをしまえば持ち手だけでバッグとして使え、フラップを出せばショルダーバッグに。ショルダーストラップを外す事も出来ます。

お値段・・・1万円程度になる予定です。

そして、昨日は工場にてシャドーストライプのサンプルもチェックしてきました。
久しぶりに、やりたいものを幾らでもかけてやる・・・という企画なのでただただうれしかったです。
その後、単価を出してみて青い顔していますが。
Stifelが潰れた理由がよ~くわかります。
染色・プリントで柄を表現するのは非常に効率が悪く、単価が高すぎるからです。

ただ、織物とは違う独特の表情に魅かれてしまうのです。

Days

先月、大騒ぎしていたパイピングラッパ。
ダックが出来たのに気を良くして他のものに使ってみましたが・・・このままではだめです。
生地がやわらかくて、上手くまけません。量産は、生地を一度硬くノリつけしてから行います。
サンプルは急きょなので、洗濯キーピングでバキバキにしてパイピング。ばっちりです。 






京都ほどではありませんが、岡山も北から南まで広い県です。

今月も西へ東へだけでなく、北へ南へと右往左往しています。

北の方はまだまだ寒く、やっと梅が咲き始めたぐらいです。




南はすっかり春の雰囲気。
児島も海べりまで行けば、こんな漁港の雰囲気なのです。洗濯ものが生活感あふれています。

Upcoming, SS Work Shirt



WORKERSでは初の半そでワークシャツ。
せっかく作るならば、初めてのディテールでフラップつきのワークシャツ。シャンブレーでは初めてです。

生地は、ライトオンスのシャンブレー二種類。柔らかく、グレー味がかった生地で薄く涼しいです。
もうひとつは、インディゴ染めに抜染で柄を描いた生地。

ディテールの少ないシャツなので、巻き縫いの下糸を三色別にして遊んでいます。
襟はいつものReliance型よりも少し小さめ。

Italian Collar Shirt




4月アップ予定の製品から、Italian Collar Shirt。
オリジナルから襟、裾のカッティングを参考にしつつ、フィッティングはいつものWORKERSシルエットに変更しています。

丈はほんの少し長めです。 出して着た時にこの長さが、このシャツ「らしさ」を出す部分と思い残しています。とはいっても、オリジナルよりはだいぶ短くなっていますが。

素材はオリジナル同様、オックスフォード。もうひとつはマイクロドット。ポルカドットよりもさらに小さいドットです。

最後が、綿・麻のブラック染めにストライプを抜染で描いた弊社オリジナル生地。
もともとは、 超ビンテージのワークウェアで見られる生地なのですが、今回はあえて軽い半そでシャツに使ってみました。

去年夏、Tシャツ替わりにこのシャツをよく着ていました。
以前から、Tシャツ替わりのシャツで薄手のシャンブレーの袖をまくって着ていましたが、やはり元から半そでは涼しくて楽。そして、襟も開襟なので何より涼しいです。胸毛がある人はそったほうが良いかもしれませんが。

Shadow Stripe


昨日、お送りした製品には来月登場予定のシャドーストライプ、生地見本を入れています。
やっと、ギザギザ刃の抜き型を作ったので綺麗に切れています。

お馴染みJ.L.Stifel社の生地で今回、オリジナルのデッド、ある程度洗いこまれている物、二種類をサンプルとしてお借りして作る事ができました。
Stifel社自体、織布はやっていなかったので、土台に成る生地はある意味「何でもあり」なのですが、やはり昔の物なので大抵今ではやらない
ような生地が多いものです。

今回参考にしたオリジナルも、10番程度と太い糸で非常に粗く、かつテンションもゆるく織られています。
既製品で探しましたが、先ほども触れたように「現代ではあまりやらない」生地なのでありませんでした。
生地自体の強度が劣るため、広く売るには危険なわけです。
そこで、弊社別注でまずは土台の布を織ってもらいました。ここまでで3カ月。

さらに、この生地に染色・プリントとなるのですが、プリントが難しい工程でした。
まず、柄自体がとても微妙な柄なので版をシルクスクリーンで試す事3回。

その後、銅のシリンダーで版を起こし、さらに本番生地で試しプリント2回。
こちらは、薬剤の濃度、シリンダーを押さえつける圧力の調整の為です。
生地が粗い為、圧力が強すぎると裏まで抜けきってしまうためです。
今回は、表・裏、別版を作っているので裏まで抜けてはだめ。かといって、抜けなくても駄目。
この微妙な部分の調整に時間がかかりました。

やはり、オリジナルを作っていたStifel社は染色・プリントが専業。
長い事、かつ量も今以上にやっていたので、ノウハウがあったのだと思います。
それでも苦労はしたと思いますが。

今月もご注文ありがとうございました

今月もWORKERS製品をご注文いただきましてありがとうございました。
5月の完成をご期待ください。

そして、1月受注製品は今週発送予定です。
私自身、Roebucksの加工を注文しているので着るのが楽しみです。
シャツは、既に納品前検品分が届き、ちょうど自分が注文したサイズでしたので着たかったのですが、ぐっと我慢しています。
到着をご期待ください。




明日、アップ予定のパーカー。
もともと、なんとなくひし形の引き手ファスナーと、丸ひきてファスナーが両方ついているのは面白いなと思って手にしたパーカー。

ラベル表記も無く、簡素な作りなのですが、サテンの生地の雰囲気、黒一色、なんとも言えず惹かれるのです。これ着て自転車に乗ろうと思ったのですが・・・私にはサイズが合わず無理やり着ましたが裂けそうなので一度だけにしました。

フロントは、米軍の俗に言う「スノーパーカー」に似たデザイン。バックはなぜかゲームポケット風のファスナーポケット。でも、ポケット位置が高く、ゲームポケットとしては到底使えるものではありません。

第二次大戦を通して考えられたディテールを生かしながら、アウトドアウェアでも高機能素材が出る寸前のなんとも言えない中途半端な魅力。
非常に分かりづらいのですが、私は好きなのです。

ここから今度はカメラ、通信環境の話。
やはり黒は写真の撮るのがとても難しいです。偽色が出ています。
Lightroomではなく、Nikonの純正現像ソフトを使えばもう少しましになるのかもしれません。
そして、淡い期待で「D800ならもっと綺麗に撮れるかも!」と思うのですが、ファイルサイズが大きすぎて(現状15MB程度が75MB程度になるそうです)、仕事場で撮影、ウェブストレージにアップして本社兼自宅で加工という今のやり方はおそらくできなくなります。

デジタル物は進化の過程でボトルネックができる事がままあります。
数年前までは、ソフトや周辺機器(デジカメが高画素になる、動画編集も一般的になる)が高機能になるもPC自体は32ビットOSでメモリ4GBの壁、これがかなり長く続きました。

WORKERSで途中から写真が劇的に綺麗になったのは、64ビットOSのパソコンを導入して、大量のメモリを使いRaw現像を行うようになってからです。

今は、通信環境がボトルネックになりつつあるように感じます。私はDropboxを使っていますが、他にも似たようなオンラインストレージサービスは多々あります。これを一度使いだすと、いよいよUSBメモリなどには戻れません。

何せ、自宅兼本社は光が来ていません!いまだADSLです。
でも、いろいろ試行錯誤してこれからも、少しでも綺麗に、いろいろな洋服を紹介していきたいと思います。

Upcoming, TROUSERS, PARACHUTE JUMPER






オリジナル・・・ではありません!
INSPECTED BYのラベルまで作りました、WORKERS製パラシュートパンツ。

今回は、シルエットもオリジナルに出来る限り忠実に。というのも、オリジナル自体がそれほどひどいシルエットでは無く、このトラウザー独特のシルエットを崩したくなかったので。

生地も偶然、どんぴしゃの物が見つかりました。
ステッチはオリジナル同様、身頃のベージュ系カーキに対して、よりグリーン色がかった物にしていますが、このベージュ系カーキ、グリーン系カーキはとにかく写真で色が出づらい色です。

出来る限り、実物に近い色が出るよう画像を加工していますが、それでも、微妙に違います。
ボディはベージュ、 ステッチはグリーンです。

裾のテープも、良い色が既製品で無いので染めました。

余談ですが、このトラウザーズは身頃の色がベージュ系すぎる、ポケットの取り付けが弱い、生地自体の強度が無いと散々だったようです。1944年のノルマンディ上陸作戦では、このトラウザーを履いた空挺部隊の写真を多く見る事が出来ます。

その後は、M-1943のトラウザーに役目を交代していった・・・といわゆるミリタリー本には定説として書かれています。
ただ、M-1943のトラウザーには脇カーゴポケットが無いので、空挺部隊では脇ポケットを付ける改造をして使ったともありますが、実際はどうだったのか?

そういった、ミリタリーな話よりも、私はこのトラウザーを履いてみたいので作ってみました。
初夏にはこれを履いて、ドリーム50に乗って通勤しようと思います。

TROUSERS, HERRINGBONE TWILL




1943年のQUARTERMASTER SUPPLY CATALOGに掲載されているTROUSERS, HERRINGBONE TWILL。
よくM43パンツなんて呼ばれているズボンで、左右の大きなポケットが特徴。
というか、これ以外にポケットが無い、簡素な作りです。

WORKERSではTrousersの一ジャンルとしてミリタリー系のズボンを取りあげていましたが、だいぶバリエーションも多く揃ってきました。
そろそろ、ミリタリークロージングを一ジャンルに分けて紹介した方が良さそうです。 

数年前、仕事場の後輩から
「M51とか41カーキとか、ミリタリーのボトムを網羅した本とかってないんですか?」と聞かれ
「これ!というとないよなぁ、作るか?」と言ったのが、このシリーズの最初。

なにぶん、個人事業に毛が生えた程度ののWORKERS。中々研究開発費が出ず、遅々とした進みではありますが、それでも時間をかけた分、だいぶ揃ってきました。

いざ探しつつ、それぞれ出来る限り自分のサイズを選んで履いてみるとそれぞれパターンの違い、生地の違い、ディテールの違いで履き心地や、履いた時の雰囲気が違います。

こういう自分で感じた違いを上手く製品作りにも活かせれば良いのですが。

更新情報2






Baker Shorts。Sateenは以前作ってもらったミリタリーのMIL-T-838Dを出来る限りみたしたスペックの生地。
http://www.e-workers.net/store/41/p1.htm

Covertが 弊社アーカイブ(というと大げさですが)からErwinの生地を提供しました。
ご丁寧に生地の端がほぐれて糸の形状が見やすい見本帳です。

結果、杢糸(色・白を撚った糸)のそれぞれの番手の違い。撚りの回数が少なく甘撚り。織る際にもテンションがゆるい。
これらが原因で、見本としたビンテージは独特の軽く、やわらかく、ごつごつした風合いである事がわかりました。

それを再現したのが今回のCovertです。

今回、Cigarett Pocket Shirtのグリーンに使っているCovertは、オンスこそ今回のものよりも薄いのですが、糸が密で織りもテンションが強く、生地自体が硬い。
これは、触ってみないと比較できないのですが、明らかに違います。




最後は、ツールバッグ。
右が前回、左が今回。
脇の大きさを少し小さく、そのぶんマチを少し広げてより立ちやすく。
口止めも、ヒネリに変更しました。しっかり止まる分、過度に力がかかれば壊れます。
このあたりは、お好みで前回と比較してください。

更新情報

今月の製品をアップしました。
朝からお昼まで、着用写真を撮影して出来たてほやほやです。



シャツはBDとワークシャツという定番物です。BDはアイリッシュリネンを使っているので独特のぷりぷりしたさわり心地。チクチクはしません。 

袖は細め。一枚で裾出しで着てもさまに成るように、丈も微妙な出しても入れてもOKな丈を目指しています。 



ワークシャツは「ど」定番の形ですが、実は2年ぶり。
やはり、BDと比べれば袖や袖ぐりが少し太めでゆとりもあります。

ポケットは似ていますが、昨年の秋に作った物より、もう少し古い年代のReliance社製品を目指しています。
袖口の作りに角型の開きがあり、台襟にチンストもあります。
袖は、昨年秋のワークシャツより細め。というのも、袖口に開きがあるので袖をまくる時にそこが開いてゆとりになってくれるからです。





そして、今回一番気合が入っているのがWarden Parka。
昨年も羽織り物のパーカーを作りましたが、もう少しひねったのが着たい。
かといってやりすぎないで、良い塩梅のディテール・・・で出会ったのがWarden Jacket。
着てみると、素材と言いディテールと言い何ともバランスが良い。
でも、とにかく身頃も袖も太い!
そこで、フィッティングを少し細みにしつつ、脱着式のパーカーを追加。

羽織り物としての着脱ぎのしやすさを優先して、ボタンもスナップ、袖口ゴム。

春夏、そして防水性のあるベージュは秋まで着られる羽織り物に成っていると思います。

ベーカーショーツ、ツールバッグMediumは次回ブログで解説します。

Upcoming, Warden Parka


http://www.e-workers.net/outdoorclothing/jacket_llbean2/1.htm

4月登場予定。
L.L.BeanのWarden Jacketをパーカーにアレンジしました。
袖口はゴム入りに変更、フロント・パーカー止めもスナップに変更してより「羽織り物」として楽に着られる仕様。

オリジナルは身頃が大きく、ポケットも超大型。Warden Parkaでは身頃の型紙を弊社のいつものサイズ感に変更したため、胸ポケットはオリジナルの大きさではそのまま入りません。
大きさを変えつつ、位置もアレンジ。

素材は、有る程度の撥水製がある高密度オックスフォード。他に、Floral、花柄も作っています。
こちらは、週末のアップをご期待ください。

The Scout


Photo: Barry Whittaker

http://thescoutmag.com/features/style_fashion/1224/workers

The ScoutというサイトにWORKERSを取りあげてもらいました。
ありがとう、Tomさん。写真のWhittakerさんもあの熱い中撮影ありがとうございました。

今は無き、Retail Storeと弊社代表取締役(一人しか従業員いませんので、これも代表取締役=私が書いてますが)が紹介されています。

私の顔はいかんですな、顔は。

でも常々言うのが、顔にしろ体型にしろ、コンプレックスがあって少しでも自分を良く見せたいから服に興味を持ったわけです。もっと顔が良くて、体型も良ければもう、極論すれば裸でも良いわけです。

コンプレックスの塊の自分が着ても「まぁ、良いかな」と思えると言う事は、普通の人が着ればそれはもう、とてもかっこよく見える服になるだろうと。

Retail Storeをやっている時に思いました。弊社製品をご愛用いただいている方は本当に多種多様です。
レプリカ系のアメカジが好きな人はもちろん、ビジネスマンでビジネスカジュアルで使っていただく方。
50'sばりばりの方。 インポートが好きなんだろうな~という軽いカジュアルの方。

でも、どの人もかっこよかったです。
WORKERSの製品は特別な意匠、デザインが入っている物はほとんどありません。

適度にサイズ感が調整されている普通の服、もちろん作る側は必死に古い服の良い部分をどうやって取り入れるか、生地で、縫製でどう再現するかやっていますが、いざ「着る」となると、そういう部分は少し横にどきます。

デザインされていないからこそ、着ていただく方の良さを引き出せればという思いがあります。
Retail Storeに来ていただいたお客様を見て、ある程度実現出来ているなとうれしくなりました。

ここまで書いてきて、「では自分の良さってなんだ?出てるのか?」と不安になったので、今日も仕事を頑張ろうと思います。