良いお年を


なんとか年内に撮影が終わりました。
一月登場予定、Work Pants,Ref HERCULESです。

縫製仕様、型紙とできる限りオリジナルに忠実に、そしてオリジナルで切られてしまっていたシンチバックは想像で作りました。

オリジナルがウェスト100センチ近いサイズだったので、グレーディングをしたのですが、ポケット自体の大きさにも制約があるため工夫がいりました。
ポケット口の角度を調節して手の入れやすさを確保しつつ、身頃や裾幅はウェストに合わせて小さくできています。

余談ですが、ウェスト100センチ、オリジナルそのままの一本も自分で縫ってみました。

身頃・ポケット、ほぼオリジナルそのままです。

今年もご購入いただけるお客様のおかげで乗り切る事が出来ました。
来年も、精一杯製品作り、WORKERSのコンテンツ作りに励みます。
では、良いお年を!

Stocks, Belt loop




Stockにプリズナーコートをアップしました。

サイズ36になります。 
言ったそばから旅立ってしまいました。



そして昨日は午後からベルトループを縫っていました。
もともと、カットソーを縫っていたミシンを無理やりベルトループ縫いに改造しています。
縫い方としては「扁平縫い」と呼ばれる、表シングルで裏が二本のステッチの間を糸が振る縫い目。
一月登場予定のHERCULES Double Knee Work Pantsで、針幅が細く、真ん中が盛り上がったループを使う必要がありこのミシンを使いました。

本来のベルトループ縫いミシンは、針の向こう側にループを引っ張る為のローラーがあったり、ベルトループ縫いに使いやすいように設計されています。
ループ縫いミシンを用意すれば一番良いのですが、これもいざ、0から揃えるとなると10万以上はします。
製品に割りこんでしまうと、このループだけで数千円高くなってしまう・・・と悩んでいたところに、このミシンを思い出しました。
「そういえば、このミシンの頭があったぞ・・・」

で、針幅を測ってみると偶然、オリジナルと同じ幅!
そこで、手前に写っている金具だけ注文し、これを無理やりミシンの手前に取りつけてもらいました。
仕上がりは上々。それはそうです、縫い目の形状は同じですから、出来上がってしまえば全く同じ。

ただ、引っ張るローラー(前引き)が無いので、厚みのある部分(ループ一本縫い終えて次に入れる継ぎ目)にはコツが要りました。何回か糸を切ってしまいましたが、何十本か縫っているうちに慣れました。
本来、慣れないと縫えないというのは良い事では無いのですが、今回ばかりはそうも言ってられません。いつものループ縫いさんにお願いするのは難しいので、自分で2時間ほど縫ってきました。

出来上がってしまえば、針幅で2ミリ程度の違い。正直、並べてみなければわからない部分です。
それでも、オリジナルを真似させてもらうからには出来る限りやりたい。そして、偶然とはいえ針幅が合った時には「古着の神様ありがとう!」と思わずにはいられませんでした。

Days



朝、仕様を悩んでいたワークシャツの生地。
パープルとグリーンの杢。上が綾織りで下が平織りです。
これまた、両方の色をやるかやらないか、悩みます。
ブラウンのタテ・ヨコ色糸の平織り生地(いわゆるベタシャンというやつです)もやりたいので、このままだとやたら色数が増えてしまう・・・でもやりたい・・・
悩ましいです。




こちらは、猫好きが炸裂しているQUEEN OF THE ROAD。
BOSSが犬なら、こっちは猫です。

やっと1月分のサンプルが投入終わったので、2月のサンプルにかかっています。
2年前は12月の段階で1-5月までサンプルを作り終えていた事を考えるととても遅いです。
遅いですが、そのぶん生地にしろ、ボタンにしろ、ギリギリまで工夫をしています。
どうぞ、1-3月のラインナップにご期待ください。

As original or re-edit


来年の製品仕様を考えています。
目の前にはワークシャツ。久しぶりにチンスト付きのベタなガチャポケ。

悩むのは仕様。オリジナルに忠実にしようとするとチンスト有りならこのポケット、このカフスと言ったように決まってしまいます。
別に、気にせず「ここはこれ、あそこはそれ」と、どのような仕様にする事も出来るけれど、もともと古着が好きなだけに簡単に思いきれない。少しでも、オリジナルに無い組み合わせをすると悪いような気がしてしまう。

さすがに、少しづつ仕様や生地の組み合わせによるアレンジもするようになりましたが、せっかく変えるからにはオリジナルにありそうで無い、良いアレンジをしたいものです。

そんな事を考えているうちにもう年末。
Retail Storeは明日が最終営業日になります。
ina店長がご来店お待ちしております。

Shadow Stripe, RAWHIDE SUITING



来年4月に登場予定のシャドーストライプ、Stifelにあった見本帳ではロウハイドスーチングとも。

裏のプリントがあったり、無かったりと微妙な差はありますが、要するに織物の杢生地で見られるような色合いをプリントで表現した生地です。

今回は、土台に成る布から作っています。既製品では見つからない、独特な粗い組織の生地です。
土台布の試験を2回行い、OKが出て進行。ここまでで3カ月ほどかかりました。
そしてこれから染め、プリントのテスト、本番のプリントという流れです。
当初2月ぐらいに登場か?と思っていましたが、それが3月、4月と伸びてしまいました。

正直、WORKERSでは今まで無かったような信じられない価格に成ってしまいます。
それでも、どうしても作りたかった生地です。

今まで、トライされたであろうメーカーさんはあるのですが、土台布がどうもビンテージで見て、触らせてもらって物と違うのです。
ビンテージはもっとふかふかしていて、日に透かせば向こうが見えるぐらい粗い生地なのです。

もちろん、オリジナルも様々な生地にプリントはしていたのだと思いますが、どうしても見た事、触った事のある物の印象は強いもので、それを思うと「再現してみたい」と思ってしまいます。

もともと、ビンテージでまず手に入らないWabashを作った事がWORKERSの出発点でした。
久しぶりに、自分のなかのビンテージ好きな部分が燃え上がって作り始めてしまった生地です。
あの時と同じで、売れるかどうかわからず怖いですが、まぁ、売れなくても一生自分で全部着れば良し。
作らなくて後悔するぐらいなら、作って後悔の思いで突き進みます。

Upcoming, January



1月アップの3月納品。Western Shirt, Ref ROEBUCKSの加工ありです。
オリジナルを参考にしながら、各縫い目・肩・カフスといった普通に着たら落ちる部分を意識的に色落ち。全体の色落ちは、やはりオリジナルを参考に薄め。
ワンウォッシュと加工、メリハリのある違いを作りたかったのでその差が良くでた加工に成っています。

加工、今までやりたいと思いつつ避けてきました。やはり、古着が好きなだけにどこかで加工物に対する意識があったのだと思います。
それでも、色落ちしたウェスタンシャツ、これを誰でも着られるようサイズを選んでもらえる状態で作りたい、その思いから初デニム加工を行いました。

やるならここしかないと、以前から懇意にしていた工場さんにお願いしました。仕事場からも30分ほどで行ける距離、ちなみにこのシャツを縫っている工場から10分。

どうしても、口で説明が出来ない部分があるのが加工です。だからこそ、私の好みを良くわかってくれる、良く見知った工場さんにお願いしました。




お次は、Wabashのワークベスト。
ワークベストってこれですよね?Uさん?
手さぐりで作りましたが、中々良い仕上がりに成っていると思います。

全体のカットをあまり絞ったり、曲げたりしすぎないで。また、フロントのラインもジャケットほど丸みを付けずに型紙を作りました。
ポケットの大きさも、ベストに合わせて再度大きさを検討。具体的には、ジャケットより少し小さくなっています。

6オンスの生地なので、濃い色のTシャツの上、またシャツの上に3月ごろちょうど良い厚みになっています。


久しぶりのアップはアーミーオフィサーのチノ。よく「将校チノ」と呼ばれるパンツです。
フロントのポケットステッチ、後ろのフラップが特徴。
わざわざ、ARMY OFFICER'S TROUSERSなんてラベルをつけるあたり、余裕というか何と言うか。

ミリタリー物、何もすべて軍直営工場で作っていたわけではなく、大部分は民間の工場が契約してスペックを見ながら作っていたものです。
だからこそ、スペックの行間とも言う部分に工場ごとの特徴が見えておもしろい部分。

同じチノ、同じベーカーパンツでも
「この工場は上手いなぁ!」とか「これは無理やり縫ったんだろうなぁ、アイロン大変だったろうなぁ」と言ったように見ていて当時の人の気持ちを想像してしまいます。 






http://www.e-workers.net/store/upcoming.htm

そして、UpcomingにはWORKERS初、デニムウェスタンシャツをアップしました。
メンフィス綿の9オンス程度のデニム。インディゴ染めだけでなく、硫化染めも入れているので独特のくすんだブルー。

とにかく目が細かいステッチが特徴なのでその部分の再現に力を入れました。
ミシンが前に進みません。

他にも、塗りのスナップボタン。ビンテージに近い、ニップルタイプでUNIVERSAL刻印(が続く限りですが)

フラップの角の変な折り方、少し内側に入ったカンヌキ留め、カフスのコースアウトするステッチ、細かい部分を再現してオリジナルが持つ雰囲気の再現に努めています。

一方で、後ろヨーク・前ヨーク・剣ボロ部分はオリジナルのチェーンステッチをシングルステッチに変更。長く着てほつれやすい、危うい仕様は避け改良しています。

来年の春、軍パンの上にウェスタンシャツをなぜか着たくて企画しました。
加工ももうすぐ出来上がります。お楽しみに。

Making Work Pants, Ref Hercules



いよいよ作りだしました。HERCULESを参考したワークパンツ。

オリジナルでは切り取られてしまっていたバックルのついたベルトも復活。
ほんの少し残った部分を見ると、表地と同じデニムが使われていたのでそれを参考に。

そして、二本針平ミシン。このミシンで縫った時に出てくる糸のワタリ、俗に「チョウチョ」
これが今回のパンツのキモです。
(帯付けも、小股も、ポイントはたくさんあるのですが)

シルエットは、オリジナルの股上を4センチほど浅くしています。
それ以外はあえていじらず、極太シルエットです。

オリジナルとほぼ同じ40サイズを現在サンプル作成中です。
モデル着用分は32-4あたりで作る予定。すでに型紙のグレーディングも終わっています。

1,2,3月と、ワークウェアの本道を行く製品達を作っていきます。
ご期待ください。

Hercules Pants, Belt Loop


本日は、朝から一月分のサンプル裁断。そして、ベルトループ/ボタンホールといった自社スペースに無いパーツの縫製をしてきました。

ここで大変な事が。ベルトループの針幅。オリジナルは4.6ミリほどなのですが、工場では一番狭くて6.4ミリ。

そして、オリジナルは針幅が細い分、ほつれやすいのをカバーしたかったのでしょう、生地の重なり代が多く、ループの真ん中が盛り上がっています。

さぁ困った。このミシンを手配するとなると、それだけで10万20万は飛んでいきます。
費用負担してゲージ交換、押さえ金交換させてもらうか・・・いや、それだって相当かかるぞ・・・・

 たかがループと思いつつも、それでもオリジナルを真似させてもらうからには出来る限り真似したい部分です。

そこで、頭をぐるぐると回転させると・・・そうだ、あるぞ!
ベルトループ部分、縫い方を扁平縫いという表はシングルステッチ、裏は糸が左右に渡った縫い方です。
Tシャツでもよくつかわれる縫い方です。(ミシンの形は違うのですが、縫い目形状は同じ)

先日、Tシャツ工場さんで使わなくなったという扁平縫いミシンをもらいました。
針幅がもしかしたら・・・と思い、預けてあるミシン屋さんで見ると・・・どんぴしゃ。特注でもない限り、針幅はある程度種類が限られるので「そうじゃないかな」とは思っていたのですが。

これで、なんとかそこまでの費用がかからずにこのループが縫える!
でも、生地を折っていくラッパ(金具)は当然別注。押さえ金やらドブ板も少し改造がいりそうです。
本来、Tシャツのオーバーロック後の割部分に使っていた物なので。

それでも0から扁平縫いミシンを買うよりは安価に仕上がりそうです。
別注ラッパが出来上がり、ループが縫える様になるのがクリスマス頃。それまでに、帯付け直前まで仕上げておきます。

こういう、どうでもよい部分の積み重ねが最終の雰囲気を変えると信じて、今回もできる限りオリジナルに似た雰囲気に。
明日は縫うぞ!!!

Finished! going back to home





型紙終わりました・・・疲れた。結局丸二日かかりました。
と言う事で、猫の待つ家に帰ります。ご飯をあげないと。

明日からは、裁断&縫製に入ります。

案ずるよりも産むがやすし


HERCULES Pantsは、バックストラップの形状が独特な事から型紙のサイズを変更するグレーディングが不安だったのですが、上手く行きました!

夏以来、CADを新規に導入し、その後既存の型紙を使いながら試行錯誤続けていてよかったです。
その積み重ねが今に成って結果を出してくれています。

次は前身頃。実はこちらの方が難しいかも。
CADの機能云々ではなく、非常に大きい部品があり、またこれがポケットも兼ねている為、前身頃を小さくするのに限界があるからです。

でも、昔の人だっていろいろ工夫してサイズを作っていたわけです。私も負けずに頑張ります。

オカダヤ



本日は、HERCULES Pantsの型紙作成中。
専門学校の先生が見たら怒りだしそうな「ど囲み製図・型抜き」です。

私の行った学校だけかもしれませんが、基本的に先生にとって頂点はコレクションブランド。
それも、型紙作りであれば立体裁断が型紙作りの華!!!という感じです。

ちょうど今、朝の連続テレビ小説でやっているコシノ三姉妹&お母さんの話。
あの中の、コシノジュンコはちょうどそんな教育華やかなりしころ、立体裁断が大好きだった先生から勉強していたようです。(伝説の小池先生)
ちなみに、小池先生は渡辺淳也も教え子だそうです。
私は一回だけ特別授業で講演を聞きましたが、まぁ元気なおばあちゃんでした。

話がそれましたが、そんな文化服装学院出身ならだれでも行ったであろうオカダヤ。
実は、学生時代は購買のほうがよく行ったのですが、卒業してしまうと、何かの都合であの駅から遠い学校まで行くのも面倒。
かといって、田舎の手芸店にはこういった型紙作るのに使う道具は無かったりします。

ネットで注文するのもあほらしい小さい物なので、出張時にオカダヤで買いためておきます。

「布が言う事を聞きなさい!!!」と燃えていた担任が懐かしいです。最終日まで、私を縫製工場の息子と勘違いしていましたが。

Days



金型が到着。
これで、Tool Bagのレザーパッキンを作ります。

金型代は高くなりますが、ワンクリックで4枚が抜けるように作ってもらっています。
手で抜く事を考えると、恐ろしい早さで抜けます。

Work Vest


今年のベストを作った時に
「WORKERSではワークベストって作らないのですか?」と聞かれました。

ワークベスト???となり聞いてみると、一重でデニム等を使って作ったベストの事でした。
その後いろいろ考えつつ、どの生地でやろう???などと考えていました。

初めて作るならば、WORKERSらしい形。
ワーカーズでワークウェアと言えば、Lot200-1904 Jacketのクラシックなサックコートか、もう少し後の年代のLot721みたいなカバーオール。

どちらを取るか悩みましたが、やはり「最初に考えた物が結局はベスト」と言う事で、Lot200を土台にしたベストを。

上は、既存のベストから何を変えていくかのメモ。
型紙をいじりだす前に、これを書いておかないと何をどこまでやったかわからなくなります。

目下の悩みは裾のライン。
Lot815を穿いてベルトのバックルが半分ぐらい見える前丈にしようと考えています。
裾のラインをまっすぐ横に向かって切るか、それともLot200のようにカッタウェイにするか。

まっすぐ横は武骨な印象。カッタウェイはいわゆるクラシックな印象。
どちらも一長一短があります。

まっすぐ横はどちらかと言えば、Leeの191-Jのような「どワーク」な印象。
Lot200のポケットと合わせる事を考えると、カッタウェイかなぁ。でもこれもやりすぎると、古いですが「髭男爵 」みたいに成ります。昔、Sack Coatを作った時に、古着ままのカッタウェイをやってしまって仮縫いを試着した瞬間「・・・・」となった事がありました。

等といろいろ考えつつ、どのような形に成るのか、自分でも楽しみです。

追記・・・


ひとまず、型紙はできたのでお昼ごはんを買いに行ってきます。
寒いですが、10年越しで手に入れたドリーム50に乗って。

今日はサンプルをお店に持って行きます

12月、お店は年末で閉めます。
それまで、最後のサンプルを持って今日は開店します。

ご来店お待ちしております。

Latest Items,



12月製品を更新しました。
ベーシックなシャンブレーシャツと春にはアウターにもなるポプリンシャツ。
そして、ツールバッグ他です。

昨日の夜に撮影したルック写真、毎回ぎりぎりで撮っていますがなかなかだと思います。

Belt, Mirage


12月更新のLookを撮影していたのですが、バッグを撮るつもりがベルトも綺麗に取れてしまいました。
このベルト、去年あたりに作ろうかなぁと思いつつ、バックルに悩んでストップさせたギャリソンベルトです。
イタリア製の革、最近有名なミラージュで作った物。

ミラージュは革の吟面は顔料(ペンキのようなもの)が乗っていないので、革の傷もそのまま見えます。
そのため、変化は激しく、このベルトでも後ろ側はピッカピカ、バックル側はかなりやれています。

さらに特徴は床面。革として出荷する段階で、すでに床面処理がされています。
裏面がとにかく綺麗です。

う~ん、作りたい。実は、ベルト職人(この表現は好きでは無いですが、あの人はそう言って良い人です)さんも、すでにお会いしてサンプルのサンプルを作ったのが、このモデルがしている物なのです。

もし「ギャリソンも欲しいぞ!!!」というご意見ありましたら教えてください。
中々作る踏ん切りがつかないので。

Thank you for waiting,





明日アップ予定の製品、撮影中です。
ご期待ください。

upcoming, tool bag w/ leather handle




構想1年以上。
やっとツールバッグが完成しました。

このツールバッグ、単に生地が変わったのではありません。
特徴は脇にあります。
以前のツールバッグは、生地のミミを利用して始末していましたが、今回からは、互いに折った生地を縫い合わせています。

つまり、今までは生地幅により、作れるバッグの大きさが限定されいましたが、今後は、かなり自由なサイズ展開が出来ます。

と言いつつ、今回は大き目ですが。

口止めも特徴の一つ。ジッパーも考えましたが、実際にジッパー付きトートバッグを使っている方から「確かに、中が見えない安心はあるけれど、いちいち閉じるのは面倒。良し悪しだよ」と言われ、今回はスナップで行く事にしました。

スナップも力の強い、ミリタリーでも良く使われるものにしました。

ハンドル部分もリベット止め。お馴染み、リベット打ち機の設定を変え、革パッキンを使いました。
当初、もっと縦に長いパッキンを考えましたがうまくいかず、最終的には丸パッキンとしました。

土曜日夜にはアップ予定です。ご期待ください。

もうかりまっか

たまに、「WORKERS儲かってる?」と聞かれます。
儲かって無い事も無いのですが、儲けはほとんど設備投資とロットのいる生地や付属に使ってしまうので、決算すればほとんど現金は残りません。 (棚にはたくさん、原料が残ってますが)

本当は内部留保をもう少し増やして、余裕のある経営をしたいのですが、そこまで売上が無いのが厳しいところです。
じゃあ、経費を減らしなさい!という話なのですが、設備はケチれない、生地も付属も作りたいものは作りたい。

正直、私は人生で車を買った事もありません。(祖父、父の捨てるのをもらった国産車です)
家も借りものです。
でも、今は作りたかった製品を作れ、それを納得いく形で紹介できているので満足しています。

で、何の話かと言うと、小物撮影の時、いちいち背景のペーパーをセットするのが中々大変です。
そこでネットを探すと・・・ありました。良い機材が!

ひっかけ部分が三連も要らないので、届いたら切ってしまって、全身用背景と小物用に机の上と、別々にとりつけてみようと思います。

こんな風に「こんな設備があったらな~、あったし!」といった事が日々の楽しみなわけで、そうなると「儲かってるか」と言われると儲かっていない訳です。

金型抜き


英語で何と言えば良いのか・・・昨日は、長尺の金型抜きをお願いする工場さんに挨拶に行ってきました。

昨年あたりから部分的に革を使ったバッグに取り組んでいます。
各パーツを抜きだすのに、刃がついた金型と、クリッカーと呼ばれるプレス機を使います。
幸い、近所の刺繍屋さんが持っているクリッカーを借りて製品作りを始めました。

とても便利な機械ですが弱点が一つ。
クリッカーの上・下面の長さ以上の物を何十回、何百回と繰り返し抜くうちに金型が弓なりに反ってしまうのです。
原因は、上下面の長さが足りないため、金型を二回以上打つことからです。金型は基本、二度打ち厳禁です。

当然、長尺用に幅の広いクリッカーがあるのですが、弊社のような少ない数量でお願いできるところは中々有りません。
が、今回、有りがたい工場さんが見つかったのでさっそくご挨拶に伺いました。



そもそも、バッグを作るときなどはいわゆる「バッグメーカー」にお願いして、各付属をそろえてもらい、製品として納品してもらうのが普通のやり方です。

でも、それでは面白くない。

せっかくWOKRERSで作るからには、自分の身の回りの生産背景で、普段ジーンズ等を縫っている工場だからこそできるバッグを作りたい。
そんなところからLeather Handle ToteやTool Bagが生まれてきました。

私の好きなアメリカの古いバッグを見ても、やはり今のバッグメーカーさんとは違う、分厚い生地を縫うミシンであったり、リベット打ち機であったりが多用されている事も、岡山でのバッグ作りに注力したきっかけの一つです。


児島・岡山はジーンズ関係の集積地なので、 リベットやジーンズ用ボタンはいくらでも手に入りますが、たとえばナスカン一つでも途端に話が遠くなります。
そこで、鞄の集積地と言えばやはり浅草・蔵前近辺です。
自分はもともと埼玉出身で、友人が偶然浅草・浅草橋に居た事もあり、学生時代は浅草橋近辺をウロウロしていました。

他にも鞄集積地と言えば、豊岡や大阪もあるのですが、土地勘と何と言っても集積の度合いが一番高いので東京で仕入れをしています。
ちなみに、リベットセッターは大阪出身で、今もメンテやパーツは大阪です。

話がそれましたが・・・

そんな風に、岡山の縫製を活かすバッグ作りをする為、東京、大阪 、名古屋、そして一部部材はアメリカからも取り寄せつつ一つの製品にしています。

だいぶ苦労はしました。その間の出張費は考えないようにしています。
おかげで、規模は小さいながら、 クラシックなツールバッグを基本にした作りであれば、海外製品にも負けない製品作りが出来るようになってきたと思います。

とにかく、一つ一つ、機械であり、部品でありをクリアしていく事で次の製品が出来、またそこで覚えた仕様を転用してさらに新しい製品を作る。

小学校のころやった算数のようですが、いきなり難しい問題はできません。基礎をして、そのうえでその基礎を使って次の課題へといった物作りです。

Upcoming

やっと12月以降の予定を更新しました。

http://www.e-workers.net/store/upcoming.htm


December
JUMPER, USN ,Pin Stripe, Beige Herringbone
昨年も好評だった、USNのデニムカバーオールを元にした一枚。
素材を昨年と同じヘリンボンのベージュと、ワークウェアでおなじみ、ピンストライプに変更しました。

ヘリンボンは薄く、いわゆるシャツ生地。ピンストライプはもう少ししっかりとして硬く、今まではワークパンツ・どワークなカバーオールに使っていたものです。



- USN Shirt, Blue Chambray, Olive poplin
USNのシャンブレーシャツをお手本に作りました。
手持ちの二枚を参考にしつつ、以前買いたくて買えなかったフラップつきをモデルにしています。
ビンテージでもたまにあるのですが、本当に「たまに」なので買えなかったのです。
単純に着たい、その気持ちから作りました。
オリーブのポプリンはARMY物より、もう少ししっかりとした、ハンティングやアウトドア系のシャツでよくある生地です。シャンブレーより、防風性・若干の撥水性があります。


- Tool Bag,Khaki water-resistance duck,
最近かかりきりだった非常に厚い、防水帆布で作ったバック。
持ち手をレザーに、口止めをミリタリーでおなじみのドットに。肩ひもも、アクリルですが見た目はほぼ綿と同等。さらに、より厚く、強度も高い一本です。



January
- Western Shirt, Ref ROEBUCKS, OW or Washed
シアーズローバックのウェスタンシャツをお手本に。
ワンウォッシュと、加工。
春先、M1951やベーカーといったカーキ系のパンツになぜかウェスタンシャツを合わせて着てみたい。
ただ、その気持ちから作っています。
塗りのニップルタイプスタッドボタン、細かいステッチが特徴です。
生地は、インディゴに少し硫化を混ぜたくすんだ色の8オンス程度のメンフィス綿デニム。


- Work Pants, Double Knee, Ref HERCULES

お待たせしました。HERCULESのダブルニー、登場です。
濃色のインディゴ100%、10オンスデニム。
デザイン上、型紙に制約があり、オリジナルに近い極太シルエット。
特徴的なバックシンチ、二本針ミシンをふんだんに使った縫製。
これぞ、ワークパンツといった一本です。


- Work Vest, Indigo Wabash
以前から、「フロント裾がストレートな、ワークウェア的なベストが欲しい」という声を多くいただいていました。
せっかく作るのならばということで、Wabashで企画しています。
オリジナルにあるかと言われればおそらく無いでしょう。想像の産物。
でも、ワークシャツやウェスタンシャツに、ワークベスト。合わせて着てみたいと思います。

- Painter Tote Bag

HERCULESのペインターやオーバーオールのポケット、CPOシャツで作った片倒しラッパ、これらを融合して一枚のバッグに仕上げます。

無理やり

WORKERSでは初めて、加工の入ったウェスタンシャツを作成中です。
春先に軍パン+色の落ちたウェスタンを着たいのです。
ウェスタンシャツを作っているメーカーもたくさんありますが、少しデザインが入りすぎてるなぁと思いつい手が出ませんでした。
モデルはローバックスの偽フロントヨークの一枚。

このシャツ、良く見てみると無理やりな仕様が多々あります。 





開き部分、前立て縫いミシンを使っているのですが、剣ボロの端からステッチ落ちまでが狭すぎて袖が入りきらず裂けています。
気持ちはわかります。フロントのように、ステッチを生地端から奥にする事が出来ないので(デザイン的にもおかしいです)、こうならざるを得なかったのでしょう。
量産には向いていますが、弊社製品の品質としてはNGです。なので、ここは平ミシンでこの幅の始末に変更します。




後ろヨーク。ここも二本針チェーンステッチミシンで無理やり縫っています。
もともと、急角度がつけられないミシンなので、ヨーク部分はゆったりと曲げてはいるのですが、それでも目が飛んでいます。
ここも幅は同じで平に変えます。

このように「Vintage=正解」では無く、今見れば無理やりだろう!という仕様も多々あります。
ただ、それらを全部除いてしまうと、せっかく自分の好きな古着やビンテージの風合いが全くなくなってしまいます。

たとえば、今回の始末でいえば、剣ボロの幅、形。ヨークのステッチ幅、こういった部分は真似しつつ、問題の起きる部分を他の始末方法に変えます。
これで、雰囲気は維持しながら品質を上げようという訳です。


Work in progress







まだまだ続く、鞄作り。

本日は持ち手です。前回は、裏側の革をステッチで仮止め、そのステッチめがけて目検討でリベットを打ちました。
一見、良さそうにできていますが、やはり100枚作って同じ寸法に成るかと言えば難しい仕様でした。

そこで、手間はかかりますが、持ち手・裏の当て革・本体、すべてに一度下穴を開けてからリベットを打つ方法に変更。

それに伴い、リベット打ち機の設定を変更します。
パーツリスト、112番のパイロットピン。通常は、このピンは下げた状態で使います。
このピンが立っていると、穴が開いていない部分に打つには邪魔だからです。

114番、ピン押しバネを取るとパイロットピンが引っ込みます。

と言う事で、設定を変えて打ってみましたが・・・まだ微調整が必要。
というのも、パイロットピンが上に向かって出すぎていて、革・生地・革と挟んでセットする際に、打ち具の上側との隙間が足らず引っかかります。

さっそく、パイロットピンを追加注文。届き次第、ピンの長さを短く切って使う予定です。

おとなしく、手打ちにするなり、リベットを通常のカシメにするなりすれば楽な話なのですが、それでは負けです。(何に負けてるのか良くわかりませんが)

弊社リベット打ち機の能力を最大限発揮した製品を作ります。

完璧


先日から試行錯誤しているバッグの口止め部分。
穴を開けてから、止め具をペンチで止めるというアナログな物を使う事にしました。
打ち具がそれなりに良い値段がするので、どんなものかと思っていたら・・・火造りの良いのが届きました。
さっそく、量産に使う生地を量産と同じ厚みにして抜いてみると・・・完璧です。(当たり前ですが)

ミシンのラッパ、ボタンの打ち具、穴あけ具など、量産製品はその製作工程に金具が満ち溢れています。
こういう部分をいわゆる「メーカーさん」任せにしてしまえば、楽に物は作れるのですが、ノウハウがたまりません。

何より、私自身、古着や既製品を見るたびに「どうやって作るのだろう?」とその工程を推測し、リサーチし作ってみる事が好きです。いざ作ってみると、簡単そうに見えて工夫がたくさんあるのがわかります。今回の口止めも、いろいろ試して良い物が見つかったと思います。



こちらは、また別な製品のポケット。こちらも完璧。
最近導入した2本針平ミシンがさえます!角角の、ごくいい加減なチョウチョの出方。
これは、ビンテージ二本針ならでは。(いや、現行でもケンケン使わなければ出るのですが)

でも、いざ縫ってみると、現行ミシンと古いミシン、やはり感覚が違うのです。
縫いあがってしまうと、中々わかりづらいのですが。

Trousers, Parachute



http://www.e-workers.net/items/trousers_para/1.htm

久しぶりに更新。
俗に「パラシュートパンツ」と呼ばれるものをアップしました。

いわゆる、41カーキの裾をすぼまらせ、さらにカーゴポケットをつけたデザイン。
ただ、同じカーゴポケットのついたパンツでもM-1951と比較するとそのシンプルさが際立ちます。
M-1951は完成された良さがあるのですが、ちょっとやりすぎ感もあります。

その点、今回のトラウザーズはシンプルでありながら、左右非対称のフラップ、ポケット本体の縫いしろ形状とステッチ、それがフラップと交差する部分など、妙な美しさがあります。

バックから見ても、片方だけのボタン、サスペンダーボタン、細いループとトラウザーズらしさがふんだんに盛り込まれたところにカーゴポケットだけが何か、収まりきれていない感じがします。

この特徴的なシルエットをはいて感じてみたい一本なのですが、私には小さすぎ、そして値段もおいそれと履けるようなものでは無いのが残念です。