1月納品予定製品の詳細をアップしました。
展示会の結果も出て、昨年対比・・・
最近、日照り、雨、自然災害と、取り扱い店舗さんは厳しい時期なので、オーダーいただけて本当にありがたいです。10月中にはWORKERSカタログ、店頭配布分も送りますので、ぜひ、店舗様に足を向けてください。
で・・・展示会が終わってみるとわかるのが「発注が多かった品番」「少なかった品番」
過去、最高は600枚程、最低は・・・展示会受注だと30枚ぐらいかな?(WORKERSのみで販売していたころは5枚というレジェンド品番もありました)
1月納品もたくさん発注いただいている品番=お客様がお店でもいっぱい見るであろう物、その逆があります。
お客様があちこちで見るであろう物は、やっぱりボタンダウンやブレザー系。WORKERSの定番なので当たり前です。
逆に、自分では「!」と気合入れたのに、取扱店さんの反応がイマイチ!だったのが・・・(ドロドロドロ・・・・ドラムロールを頭で鳴らしてください・・・・
Raw Denim Trousers!!!
モデルはO脚なので足がひん曲がってますが、パンツ自体はスリムストレートです・・・ |
805のスリムジーンズを買っていただいたお客様からは
「次、真夏用にこれをいきますよ!!!」なんて言っていただけましたがすいません、取り扱い自体がレアになりそうです。
真夏に13.75オンスのジーンズは熱くてはけない。
でも、デニムがはきたい。そこで、WORKERSのオリジナルデニムのヨコ糸を細くして薄く仕上げる。でも、オリジナルデニムと同じ織機でセルビッジ付き。
薄い生地に合わせて、形もTrousersに。ボタンはあえてタックボタンで、強度重視。
10オンスぐらいのデニム、たいてい生地屋さんが企画して作る場合、広幅の耳なし生地になります。広幅のほうがが一着に使う生地量が減るので製品になった時にコスト面で有利&広幅織機は明らかにセルビッジ織機より回転数が早いので、短い時間で作れる=生地自体のコストも抑えられるのです。この世がすべてセルビッジ生地しかなかったら、今みたいな価格で作れない製品がたくさんになってしまうので、広幅織機もよいものなのですが、やっぱりクラシックな生地も作りたい、着てみたい。
そこでせっかくWORKERSで特別注文するならば、あえての耳付き!!10オンスクラスなら、通年はける。色落ちした後の雰囲気も13.75とはまたどう変わるのか楽しみ!!!! と思い込んでいたのは、私&一部のお店さんだけでした。
一応、半年以上前から考えて、思い込んでやっているので注文が少ないとすご~くショックなのです。そのショックを乗り越えていくから、また新しい品番ができるのではありますが。(初代Teds Jacketがそうでした。あの生地を作って企画したのに、まったく売れなかったJacket & Trousersを乗り越えて企画しました)
でも、受注というのはあくまで取扱店舗さんの評価です。そのうえで、物のクオリティと価格、需要と供給、が合致すればお客様に買っていただけるし、逆もまたしかり。
どんなに物も価格もよくても、需要を上回る供給があれば残るわけです。
展示会の結果、毎回、一喜一憂はするのですが、そのうえでその製品がたくさんのお客様に興味をもって、買っていただけるかはこれからの話。まず、私ができることは、サンプルで気づいた部分を微修正しながら、サンプル以上のクオリティの製品を納期通りに生産することです。明日からは、グレーディング。サンプル型の作成と同じように、細かな寸法に気を配って進めていきます。