10月納品が完了しました。
先週、各取扱店舗様にも発送済です。
WORKERS Stock Storeにも在庫をアップしています。
早速自分でも着たいところですが・・・今日は暑い!明日から寒くなるようなので楽しみに待っておきます。
10月納品が完了しました。
先週、各取扱店舗様にも発送済です。
WORKERS Stock Storeにも在庫をアップしています。
早速自分でも着たいところですが・・・今日は暑い!明日から寒くなるようなので楽しみに待っておきます。
ルボナーの松本さんが穿いている802インディゴ。
洗い方とか一切気にしないので普通にはいて、普通の洗剤で洗って天日干し。2年ぐらいはいてるでしょうか?
我ながら「良い色落ちしてるジーパンだなぁ」と思い写真撮らせてもらいました。二人でどこか行ってもお互いの写真をほとんど撮らないのに珍しい。
たぶん松本さんの事だから、脇のセルビッジ割アイロンもしていないだろうに綺麗に割れてパッカリングが出ています。捻じれ具合もほどほど。あんまり捻じれると着心地わるいので。
足元は強奪もとい、熱烈なオファーで泣く泣く譲った旧はハインリッヒのローファー。なぜか最近、革靴にはまっている松本さん。お店に行けば、よくわからない革靴に対する謎の情熱を聞かせてくれる・・・かもしれません。人見知りなんで、私も最初はすごいよそよそしくされたから最初はダメかも?
2023年1月納品予定製品の詳細をアップしました。今月は・・・
・ミリタリーのシャツジャケットをパーカーにアレンジしたM-43 Mod Parka
・3PLY生地で作った真夏以外、通年着られるスウェットとカーディガン
・Officer Trousers、今期はRegular FitとRL Fit
・よりタフ、ラフに着られるLounge Blazer
・針シンチ、小ボタン、ラウンドしたフラップのついたクラシック仕様のデニムジャケット
-
といったラインナップです。個人的にはLounge Blazerを春用に一枚欲しいところです。M-43も着てみたい。3PLYで作ったスウェット風も着られる時期長そうだから欲しい・・・と結局、新しく作ったものはどれも欲しいので困ります。
-
悩みますが、やっぱり一番は地味だけど3PLY Sweat Shirtでしょうか。春や秋に着るスウェット、薄手にするとどうしても組織がゆるくなり形崩れがしやすくなる。なんかよい方法ないかな?という時に
「あの形崩れ皆無の3PLY生地でスウェット風仕様にしてみたら」
と思いつきました。
-
Tシャツの上にこのスウェット風を着て、Gジャン羽織って。本当は今日あたり、そんな恰好でバイクに乗りたいです。来年の3月末、4月あたりにはそんな恰好もできるか?
お待たせしました、2023SSの資料もろもろが出来ました。
以下、ダウンロードリンクです。
2023SS 製品一覧
http://www.e-workers.net/store/2023ss.html
2023SS カタログ PDF
https://firestorage.jp/download/62ed09fa69aab539c3f65c42587d3d163d565756
2023SS Look Book
PDF
https://firestorage.jp/download/ea5461abf03a74f0f3f0c72ddbe5d2b7415688c0
Web
http://www.e-workers.net/store/2023sslook.htm
余り新作は作らないつもりが、パーカー、3ポケットカバーオール、リネンGジャン、前VのCruiser Vestに袖がついたCruiser Jacketと、結局色々作ってしまいました。
そして、展示会のご案内です。土日、エンドユーザー様向け。どなた様もご入場いただけます。記念品番のGoatskin Sport Jacketをぜひ見に来てください。本当に、我ながら思い残すことのない、会心の出来なので。
お待たせしました、やっと8月出荷、すべて完了しました。
少しだけ在庫を作ったSuper Big Cat Jacketをオンラインストアにアップしました。
我ながら、パターンが良くできた。古いのカバーオールそのまま。フロントが湾曲して、裾に向かってAライン。20年以上前、型紙を描き始めたころはこれがわからないでシャツを単純に大きくして脇線や後ろ中心縫い目で蹴回し(裾回り)を大きくしてAライン作ろうとしていました。今ならわかる。フロントが違うのです。出来上がり線のライン、ボタンホール/ボタンの変な配置。結果、ビンテージ独特のシルエットができる。
それがわかったのが嬉しくて、ボタン2種類作るわ、ネーム作るわ。やり切りました。
いつか、これのもう少し丈違いとか、ディテール違いはやりたいけれど少なくとも来年はやりません。来年はまた別の物が作りたいので。
最後は8 Cats Brandの一部、今朝のご様子です。今日も一日頑張ります。
WORKERS、8月納期製品、卸先様に出荷しました。
製品詳細
http://www.e-workers.net/store/202208/top.htm
WORKERSに直接ご注文いただいているお客様には8/16、岡山より出荷予定です。発送次第、送り状番号をご連絡いたします。
WORKERS、何とか10年持ちました&人生やりのこしが無いように企画。一度はやってみたかったレザージャケットです。
以前からタンナー見学行ったり、縫製屋さん探したり。何回もトライはしたけど「これ!」というアイデアが見つからなかったレザージャケット。
ホースハイドでスポジャケ?う~ん、他のメーカーの二番煎じだ。
カウ?いや、特別思い入れ無いし。で、長年棚上げしていたのですが、たまたま手に入れた、アメリカ製のゴートスキンライダースを触って
「ゴートってこんなにがっしりして、かつしなやかになるのか!」と驚きました。
さらにたまたま、東京でレザーの縫製をされている人をネットで見つけ、会いに行ってみると・・・良い人でした。もともと、タンナーにお勤めだったので革の事も当然よく知っている。
革は最初に決めていたゴートスキン。1.5ミリ厚でかなりしっかり。それを、要所はすいてますが、ベタすきはしないでジャケットにしています。
パキスタン産のゴート。産地で最初の下鞣し(これも渋)だけされて日本へ。昔は産地で鞣せなくて塩漬けして日本で最初から鞣すのもあったそうです。が、塩漬けはどうしても一部腐る。「だから昔の国産革は材料の段階でハンデがあったわけよ」とボナーの松本さんが言っていたのがわかります。
ドイツで塩漬けから鞣していたぺリンガーも「真夏は腐りやすいから休むし、塩漬けが入荷したらすぐ下鞣しする」と言ってました。やはり、ヨーロッパ内で原皮が手に入るからできる事なのでしょうね。
下鞣しで入って来た革は日本で、チェスナットやミモザから作られる植物性タンニンでさらになめす。その時、油も入れる。「カラ打ち」と呼ばれる、液体の入ってないタイコ(なめすための大きな洗濯機みたいな機械)で回したり。バタ振り(革を挟んで振る)、揉むなどなど。そうやって、この表面のシボ感と柔らかさを出しています。
いわゆる「茶芯」で表面は染料+顔料を吹き付けて黒。だから、革のサイドや裏から見ると茶色が見えます。着こんでいくと、ただのブラックじゃなく茶がのぞいてくる・・・はずです。
形はベーシックなスポーツジャケット。が、サイズ感がアメカジメーカーさんが作るのとは違います。ゆったり、でも現代のビッグシルエットとも違います。このあたりのサイズ感は、セラファンとかエルメスとか、おっちゃんが着るレザージャケットの寸法から導き出しました。自分でも、色々試してみたのです。
「アメリカ的ながっしり、でもしなやかなゴート」
「デザインはクラシック・アメリカ・ビンテージなスポジャケ」
「ヨーロッパのおじさんが着る革ジャンのゆったりサイズ感」
を目指しました。
販売は、9/10-11の展示会で対面販売予定です。38サイズと、サイズサンプルで40/42サイズを布バージョン用意。お支払いはカード。お値段なんと・・・20万+TAXです。すいません、これでも無理やりの価格です。9月にはネットに詳細も出します。試着無しで買うぜ!って勇気のあるお客様はお問い合わせください。(さすがにカード使えるようにします)
卸先さんは・・・これまた展示会でお問い合わせください。
納期は12月末予定です。
ただいま、23年春夏のサンプルが出来上がり単価見積中です。
で、恐ろしく値上がりしているので頭を抱えてTCBさんに電話したら
「いつものWORKERSらしく、理由をきちっと説明してください」と言われたのでやってみます。
1、原材料価格の高騰
福島のお客様、お久しぶりにWORKERSをお取り扱いいただくお店です。
Select Shop Sunday
〒960-8041
福島県福島市大町9−12
まずはWORKERSの定番、Officer Trosuersからお取り扱いいただきます。
ボトムはどうしても試着しないと寸法だけではサイズ感がわかりづらい。
特に、Slim Fitは人により「この裾幅がすっきりしてでも窮屈でなくてよい!」という方もいれば「好きだけどふくらはぎが・・・」という方もおられます。
お近くのお客様は是非、お立ち寄りいただきご試着と、気に入ったらお買い求めください。
チノパンを縫ってもらってる工場さんにチノパンのトップ部分、ボタン付けのさらに良い方法が無いか、検討に行ってきました。
チノパンのトップ部分、ホール側に生地厚があるのでボタンに足をつけるようにしています。今では、縫製仕様を工夫して中の生地をそいで、かなりホール側が薄く仕上げられるようになりましたが、それでもトップは根巻したほうがやりやすいなという事でいまだにその仕様。
画像は根巻を何回するか、何本糸でするか、針を最初にどちらからいくかといった確認。
今までも大まかに仕様はあってのですが、再度確認と、より早く・必要十分な強度になるのはどのぐらいか検討している画像です。
WORKERSは基本、昔からの知り合いの工場さんにお願いしています。だから、こういう細かな部分も作業してくれる人と相談して、ベストなやり方を探す事ができます。
「アパレルブランドなんだから当たり前だろう」と思われるかもしれません。が、そうでも無いのです。
多いのは、間に「振り屋さん」と呼ばれる、アパレルから「こんなもの作りたい」という依頼を受け、工場の手配、時には生地の手配、パターンの手配までする業者さんがおられるのです。
一口に「アパレルブランド」といっても、WORKERSみたいな産地直送!というやり方もいれば、もっと店舗運営や企画・広報に力を使っている方もいます。後者で、生産管理部門を外部委託するようなケースもあるわけです。
どちらが良い・悪いではなくそれぞれにメリット・デメリットがあります。
私みたいに直接やると、時間も手間もかかります。でも、私はその「手間」の中にこそ、アパレルブランドが「似たようだけど他と違う物が作れる」強みがあると思うのです。
実際、工場さんで作ってもらうにはどうやったらやりやすいか検討したり。やり始めて問題が出れば、それをどうしたら乗り越えられるか。そこでノウハウがたまり、次の企画をするときに「だったらこうやれば」「あの工場さんのこの技術でこれ作れるな」とかつながっていきます。
というより、私はこの七転八倒するやり方しか知らないから、今「絵型だけ描いて生地決めてデザインして」と言われても出来ない話なのですが。
-3 PLY T, Shoe Print
-Baker Trousers, MIL-838D, Reversed Sateen, 2-Tone
-J.M.Weston Golf
-Belt, Coming next 2023SS
3 PLY T、生地がしっかりしていますがアメリカ製のヘビー系Tシャツとは違う。しなやかだけどしっかりとでもいうのか。妙に体系補正効果?があるのか、私の事を学生時代から知っている文化服装学院の同級生が
「たての君、やせたね!」と連絡がきてました。痩せてません。というより、当時より太ってます。
文化の授業でどの先生だったか・・・当時、
「もし、あなたがベッカムみたいな超かっこいい体系だったら下着一枚が一番セクシー。そうではない体系だから、それをよりよく見せる服を作る」とか
「女の子は今が一番きれいなのだから、下品に成らない程度に肌を見せるのは良い事よ」
とか言ってました。
当時の私は「Ultimte Seeker」ですから「それより綿糸をどこで買ったら良いんだ!糸の色がビンテージと現行は違うんだ!」とかそんな事ばっかり気にしていて、先生達の言われてる事は全く理解していませんでした。
今になるとよくわかりますし、結局自分が作りたい服はすっきりして、その人自身が引き立つような服なのだと思います。ただ、その源流が「Ultimate Seeker」だからアイテムとしては「レプリカ」とか「アメカジ」っぽい部分もあるのだと思います。
10月納品予定製品の詳細をアップしました。
http://www.e-workers.net/store/202210/top.htm
今月は
・冬用に厚手の生地で作ったWinter Modified BD
・久しぶりにチェックのネルシャツ、でも典型的なネルシャツではなくウールシャツが元ネタ
・厚手のコットンセーター「風」カットソーシリーズ
・杢ヘリンボンで作った太めのトラウザーズ、サスペンダーボタン有
・二年ぶり、Bal Collar Coat。今回はVentileを加えて
といったラインナップです。
個人的には久しぶりに作ったネルシャツが一枚欲しいなと思いつつ、生地が残るかどうか。
最近、生地も部品もとにかく手配が難しいです。
必要量は用意するのですが、作っていれば生地に傷があったり、サイズが大きくなった時に思った以上に用尺(一着あたりにかかるメーター)が増えたりすることもあり、余裕もって用意したつもりがギリギリになることもあります。ギリギリならまだしも、足りない時は追加分を用意しようとするのですがそれが全く無い!ということがしばしばあります。
コロナの影響が今になってじわじわと響いています。
WORKERSは「こう作ってほしい」という企画・規格を出して生地屋さんのリスクで作ってくれたおかげで今では多数のブランドさんが使っています。
別注にしてしまって、この生地はWORKERSだけしか使えない!としてしまっても良かったのですが、それやると、よく似た別の生地をたいていどこかの生地屋さんなり人が作るのです。そんなことするのは、参考にした古着なりスペックなりに申し訳ないなと思い、あくまで
「企画・規格WORKERS」にしておきました。
それこそ、ボタン、縫い糸、芯糸、梱包方法まで、それぞれの参照するスペックが列挙してあります。
まずは、生地。右下の、MIL-C-10296を探します。
これも、MIL-C-10296J、改定がだいぶ進んだスペックです。
ただ、コットンサテンである事には変わりないので、これを参考にします。
生地の重さおよび、1インチ当たりの糸の本数、引き裂き強度、仕上げの方法など細かく書いてあります。
サテンの糸の交差具合(組織)が模式図で描かれています。こういったスペックと、実物をほぐして見ながら、出来る限りの再現を試みます。
で、出来上がったのがこの生地。
タテ14番/ヨコ8番 カード糸
MIl-C-10296Jの3.2.1にThe yarn shall be made from cotton that has been carded, drawn and spun into single yarn.とあるので、カード糸単糸を使っています。
現代ではさらに、短い繊維を取り除く「コーマ糸」というさらに一手間かけたものもありますが、そこはあえて、カード糸を選びました。
染めは硫化染めです。3.3.1に、The use of dyes or substances containing elementary sulfur compounds...とある事、またある程度洗った後の堅牢度があえて悪い硫化染めを選んでいます。
現在では単価の問題もあり、硫化染めには前処理で マーセライズ加工(シルケット加工)はしていないのですが、MIL-C-10296Jにマーセライズ加工するとありましたので、行っています。
染色性がよくなり品質が安定しますが、その分、割高な生地です。
全体として、コストをかけても色・コストを安定させようとする意図を感じるスペックでした。
現代の、「見た目がそれ風であれば、多少工程を省いてでもコストの中に収める」というファッション的な生地とは企画の意図が違います。
左が作った生地、右が古着。
色味こそ若干違いますが表面の風合いは良く似ています。