やってもやっても終わらないベストの型紙作り。
これだけでなく、まだまだ内ポケットと見返し×3、裏地×2があります。背中のループはどうしようかな。
もともと、アメリカンフィールドのベストに興味を持ったのはとある古着やさんで出ていた物。胸ポケットに角度がついていて、それが何ともかっこよくてはまってしまいました。それまでは、何回見てもピンとこなかったのに、胸ポケットの角度一つの話です。
おそらく、サイズが小さめの一枚だったので、ポケットをそのまま身頃にはめられず、苦肉の策で角度を付けたのではないかと思います。
ビンテージそのままでは、身頃も太い、ポケットも大きすぎるので若干アレンジを加えています。
これを、サテンではなくロウ引きしたコットン生地で作ります。楽しみです。
Pattern Making
GWこそ仕事ということで、型紙を修正しています。
先日作ったサンプル型が今日から工場で縫製に入りました。
後ろ身頃のダーツ、ちょっと厳しいかな?と思いつつ、ヒップに適度なゆとりを残したかったのでダーツをかなり太く取っていました。
以前作ったBuckle Back Trouserではダーツを長く取る事でダーツ分を分散していたのですが、今回はデザインが違うのでそうもいかず、非常に太く短いダーツになっていたわけです。
サンプルを縫っているKさんから「さすがにダーツが急すぎて生地がおわん状になってしまい玉ぶちが難しすぎます。」とのこと。
ならばということで、ほんの少し脇・後ろ中心で8ミリづつ取り、その分ダーツを少なく。
この左右8ミリの根拠は、Buckle Back Trousersではバックポケット部分で1.6センチのダーツがあった事からです。
ポケット位置で1.6取っていたのだったら、ウェスト位置で0.8×2=1.6取ったとしてもまだポケット位置ではゆとりが残ると。
言葉で説明するのは難しい。
わずか数ミリの話なのですが、これにより履き心地が変わり、縫える縫えないも変わる。
いわゆる「安全な範囲内」で型紙を作れば、こういった縫いながらの修正をしなくても良いですし、量産の事を考えなければ最初の型をそのまま通す事もできます。
でも、私は量産に問題が無い範囲で、自分なりに型紙に特徴や工夫を盛り込みたいのです。
ギリギリを狙うというか、そういう事をするからには、縫う人の意見を聞いてフレキシブルに型紙を修正しながらサンプルを作らないと駄目です。
以前作った裾ラウンドのシャツもどの程度のラウンドであれば三つ巻きが出来るか、縫い場のおばちゃんと試行錯誤しながら型紙を作ったのを思い出しました。
やっぱり、こんな作業をしている時が一番楽しいです。
フレンチカフスのシャツ
http://www.e-workers.net/aclothing/shirt_hathaway2/1.htm
ハサウェイのフレンチカフスシャツをアップしました。
サンフランシスコにあったお店の注文品です。
フレンチカフスと言うと正直自分ではめったに着ません。
が、先日東京で寄ったエンジニアドガーメンツにあったカフスボタン、確かトンカチのデザイン。あれは買えばよかった・・・
そして、フレンチカフスというと思いだすのが数年前にサンフランシスコの対岸、バークレーで1週間ほど図書館通いをしていた時。図書館で目指す書類のコピーサービスを頼み、出来るのが週末。
それまでの間、毎日滞在していたバークレーと対岸のサンフランシスコを電車で往復していました。
その肝心な電車の写真が無くバークレーの小道。とても綺麗な町でした。
最近、ブルータスで取り上げられて妙に「おしゃれスポット化」しているシェパニーズからさらに北に歩いた道です。
で、話しはフレンチカフスに戻って、きちっとしたフレンチカフスのシャツを着たビジネスマンがサンフランシスコからバークレーに向かう電車に座っていました。
「ああ、やっぱり洋服文化だなぁ、普通に着てるんだなぁ」と感動したわけです。
東京や大阪で暮らしていれば見る機会も多いのでしょうが、ど田舎で暮らしていると一日でスーツ着てる人よりも家の猫の方が数が多いぐらいしか見ません。
私も、ちょっと綺麗なカッコして仕事していると「結婚式か葬式?」と聞かれるぐらいですから。
Making Trousers
トラウザーズの型紙を作っています。
生地は、以前も使ったヘビーウェイトのコバートと、新たに作ってもらったストライプ生地。
どうしても、この手のコバート、ストライプで作ったトラウザーズが好きです。
ただビンテージは高い、そもそもストライプの綿というとほぼ皆無です。シルエットも良いとは言い難い、やたら太い、股上の深い物が多い。
以前も作り、その時はオリジナルの雰囲気を残し気味のシルエットにしましたが、今回はもう少し「しゅとした」物にしたいので、Buckle Back Trousersを元型に作っています。
最近、Buckle Back Trousersを良くはいていて、改めてあの型のヒップに適度なゆとりがある雰囲気が気に入っているからです。
昨年生地屋さんに「何か企画の参考になるものはありますか?」と聞かれたので、手持ちの古い見本帳をお見せしました。一見プリントのようですが、これは織物です。
見本帳はERWIN COTTON MILLS。たまに古着でもERWINのラベルがついた服を見ます。
Burlingtonに吸収され、さらに売却され生地製造自体は終わってしまっています。
それにしても、トラウザーズの型紙はパーツが多い!
ビンテージは、おそらく上手くロール状の部品を作ったり、共通パーツを使って部品点数を減らしたりしていたのでしょう。これを今もやろうとすると無理があります。
というのも、いつもトラウザーズしか流していないラインであれば、効率を優先して部品を共通化したうえで、一部の部品を後から切ったり、形を曲げたりして縫う事も出来なくは無いのですが、今は、今日はジーンズ、明日はトラウザーズという世界です。
きちっと型紙で表現してあげないと間違えるので、型紙の点数が増えてもいたしかた無しです。
これからグレーディングも待っているので気が重いですが頑張ります。
バダラッシ
イタリアのタンナーバダラッシカルロ社の革が入ってきました。
以前も、HAVERSACKの底に使った物とほぼ同じ革。
厳密に言うと厚みの規格が違って、前回使ったものは「チグリ」という革を1ミリに漉いた物。
その「チグリ」は3ミリ程度厚みがあり、それを最初から1ミリに漉いてあるのが今回使う「ユーフラテ」。前回使った時は、厚み以外の規格が同じ「チグリ」「ユーフラテ」を知らず、わざわざチグリを1ミリにすいて使っていたわけです。
バダラッシで有名な革と言えばミネルバボックス。革好きな方には有名な多脂革。
どちらかといと、アメカジバッグよりはもう少し高級よりなバッグや小物に使われる革です。
たとえば、ルボナーのパパスショルダーなどは、ミネルバボックスで有名な鞄です。(こう書くと、シュランケンカーフのパパスショルダーも良いではないですか!と言われそうですが)
このミネルバボックスをグレージング(表面を磨いて光沢を出す工程)して、かつ厚みを1ミリにしているのがこのユーフラテという革です。
以前作ったバッグの底を見ていただいてもわかるとおり、光沢感の出た強いエイジングが特徴です。
もともと、ラルフローレンのイタリア生産の鞄、特にパープルレーベルの鞄に使われている革にあこがれていました。独特の、油を多く含み時間と共に強烈にエイジングしていく革。表面に顔料が塗りたくっていなく、革の持つ本来の表情がそのまま出ている。そして、シボも特徴的。
イタリア生産なんだから、イタリアの革だろうと推測して「イタリア 革」などで検索を繰り返し途中、Ad maiora!さん ボナーさん を経由しつつこの革までたどり着きました。
オリジナルのアバクロ は完全に顔料で表面を固めた革。革の吟面らしきものが見えずもしかすると、床革(両面ともスウェード面で、革の厚み調節を行った後に出てくるもの)の表面を塗り固めた物かもしれません。
これをそのまま作っても面白くないので、WORKERSでは底革には贅沢にバダラッシの革を使うのです。
ストラップの革は只今手配中、まだ入荷していません。。前回は厚さ7ミリ近くある北欧のサドルレザーを3ミリに漉いて使いましたが、革の規格変更に伴い輸入元が扱いをやめたので今回はブッテーロに変更予定。今までブッテーロは、赤、緑といった色ものばかりだったので、普通のチョコがどんなものが来るのか楽しみです。
Stocked
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm
ストックにHERCULES TOTE BAGをアップしました。
お店をやめたので、基本的にストックは作らないようになったのですが、バッグは生地の取り都合でぽろっと作ったりしています。
と出したととたんにすべて売れてしまいました。申し訳ありません。
またそのうち、ヒッコリーで作ろうかと思っています。
と出したととたんにすべて売れてしまいました。申し訳ありません。
またそのうち、ヒッコリーで作ろうかと思っています。
Shipped!
本日、2月受注製品を発送いたしました。
大変長らくお待たせいたしました。
さっそく私も明日からバッグを使ってみようと楽しみにしています。
最近、チノを良く穿くように成り、バックルバックトラウザーズを穿いていたのですが今度のWork Chinoも楽しみです。
卸先様にも今日から順次発送予定です。
完成した時は、喜びもありつつ、お客様が着て喜んでもらえるか、卸先で売れるか、不安の方が大きいです。
もちろん、物はしっかり作っているつもりです。それでもやはり不安は不安。
私が不安に思っている事に対して
「お客様、卸先様は買う・買わないのジャッジをしているのだから、自分の手元を離れた段階でメーカーの役目は終わり。不安に思う必要は無い。」とメーカーをされている方から言われた事があります。
でも、私はそこまで思いきれません。
もちろん、WORKERSが作ったものではあっても、もうすでにお客様・卸先様に行った段階で所有は移っています。それでも、自社の製品はかわいい物で、その後どうなっているか心配なのです。
今月の製品もどこかで愛してもらえる事を願って「かわいがってもらえよ」と送りだしました。
気持ちは、府中家具会館と同じです。
COAT, PARACHUTE JUMPER
http://www.e-workers.net/military/jacket_parachute/1.htm
King of military jacketと勝手に思っている通称「パラシュートジャケット」をアップしました。
正直、着るとなると中々かっこよすぎるジャケットですが、仕様てんこ盛り、豪華すぎるジャケットです。
もともと、このジャンルは俗に言う「M-41」から入りました。
いかに、フィットしたシルエットで動きやすいジャケットを作るか、この問いに対する答えがM-41でした。
USNのを買ってきていたのですが、完全に分解してしまいました。
それからしばらく経ち、久しぶりにバイクに乗るように成り、風を防ぐ仕様に興味を持ちました。
N-1のようにフロントジッパー+ヒヨクというデザイン。これをキーワードにミリタリークロージングを集め出しています。
集めるからには、最初に一番難しい物をと言う事で、このパラシュートジャケットを紹介しました。
とにかくカッコイイ。着ると、男前過ぎるのですが。
第二次大戦直前~初期は、この空挺部隊しかり、山岳部隊しかり、部隊ごとにいろいろな服がありました。それが、M-1943以降徐々に共通化していくというのが通説です。
確かに、同じ服で機能を果たしてくれればこれほど楽な事はありません。
その考え方は今も連綿と続き、ECWCSに結実してるのかなぁと思います。
でも単純に「服」としてみれば、用途ごとに特別なデザイン、特別な仕様があると言う方が燃える訳です。
あまりミリタリーを趣味みたいに扱うのはよろしく無いのですが(何と言っても、戦争する為の服ですから)、そこでしか作られえなかったデザインと言うのもやはり厳然と存在するのだと思います。
King of military jacketと勝手に思っている通称「パラシュートジャケット」をアップしました。
正直、着るとなると中々かっこよすぎるジャケットですが、仕様てんこ盛り、豪華すぎるジャケットです。
もともと、このジャンルは俗に言う「M-41」から入りました。
いかに、フィットしたシルエットで動きやすいジャケットを作るか、この問いに対する答えがM-41でした。
USNのを買ってきていたのですが、完全に分解してしまいました。
それからしばらく経ち、久しぶりにバイクに乗るように成り、風を防ぐ仕様に興味を持ちました。
N-1のようにフロントジッパー+ヒヨクというデザイン。これをキーワードにミリタリークロージングを集め出しています。
集めるからには、最初に一番難しい物をと言う事で、このパラシュートジャケットを紹介しました。
とにかくカッコイイ。着ると、男前過ぎるのですが。
第二次大戦直前~初期は、この空挺部隊しかり、山岳部隊しかり、部隊ごとにいろいろな服がありました。それが、M-1943以降徐々に共通化していくというのが通説です。
確かに、同じ服で機能を果たしてくれればこれほど楽な事はありません。
その考え方は今も連綿と続き、ECWCSに結実してるのかなぁと思います。
でも単純に「服」としてみれば、用途ごとに特別なデザイン、特別な仕様があると言う方が燃える訳です。
あまりミリタリーを趣味みたいに扱うのはよろしく無いのですが(何と言っても、戦争する為の服ですから)、そこでしか作られえなかったデザインと言うのもやはり厳然と存在するのだと思います。
Upcoming, May
- Engineer Shirt, Polka Dot, Regular Collar
ポルカドットのレギュラーカラーシャツ。
ポルカドットというとラウンドが多かったのですが、久しぶりにレギュラーカラーで作成しました。
- Trousers, Parachute
本当は今月出そうと思っていたのですが、シャドーストライプの値段に恐れをなし来月にしました。
いわゆる空挺パンツ。出来る限りオリジナルに近い縫製、型紙もほぼオリジナルまま。
裾をブーツにたくしこんでバイクに乗るなり、自転車に乗るなり。
- Lot 200, Wabash, Denim
こちらも久しぶりにLot200。定番のWabashと新たなデニム。タテヨコ色糸、それも硫化染めでくすんだ色のデニムです。
いわゆる、リーバイスがジーンズに使っているようなデニムとは違う、1910-30年代ごろにワークウェアメーカーで使われていたくすんだブルーのデニムを目指しています。
- Work Vest, Wabash
1月に登場して売り切れてしまったワークベストを再登場させます。
前回、売り切れで買えなかった方、申し訳ありませんでした。
- Tool Bag, Ecru Canvas
最後は、ベルシステムのツールバッグにショルダーを付けた物。
口止めのレザーを付けるかどうか、いまだに悩んでいます。どうしよう・・・
はたして、口止めが画竜点睛となるのか蛇足となるのか。もう一週間ほど悩んでみます。
Day off
先日、浅草橋から浅草へ仕入れに行った午後、半日お休みを取りました。
久しぶりの浅草寺をお参りし、隅田川の河原でやっている平成中村座へ。
江戸時代の中村座はもう少し川から離れたところ。待乳山よりさらに少し先にあったとそうです。
あのあたりで大学芋買って食べたのが昨日の事のようですが・・・もう15年も前の話です。
学生時代は「歌舞伎研究会」というカビが生えそうな部活だったので良く芝居を見に行きました。
今でも覚えているのが、団菊祭。当時は歌舞伎座で5月に行われていて、三之助が出ていた三人吉三や菊五郎の世話物が面白かったのを覚えています。(演目をちゃんと覚えていないのがいい加減ですが) わくわくして見る歌舞伎十八番はたいがい高尚すぎ、舞踊もわからない。その後の世話物ですっきりする、というのがいつもの感じでした。
歌舞伎を見て何が面白いのか?と言われると答えに難しいのですが、あの劇場の雰囲気、鳴り物の音、大向うなんか聞いてると、なんとも言えないうきうきした気持ちになれるのです。
岡山へ移住してからは、洋服の勉強に時間もお金も費やしてきたのでとんと御無沙汰でしたが、久しぶりに見るとやっぱり良い物です。
Trousers, Cotton, Herringbone
http://www.e-workers.net/military/trousers_herringbone2/1.htm
いつの間にか独立させた、ミリタリークロージングにヘリンボンのトラウザーズをアップしました。
いわゆる「41カーキ」とか「チノパン」と呼ばれる形。
これがヘリンボンになるだけで雰囲気ががらっと変わります。
ヘリンボンがハリがあるからか、これだけ穿きこまれているのに少し張り出し気味のヒップ周り、脇のカーブまでしっかりわかります。
ヒップにはステンシル。あまり、こういう部分を軽く「かっこいい」などと言ってはいけないのですが、それでも独特の力強さを感じてしまいます。
デニムとは違う、赤茶けたような変色。内また・脇・尻はダブルステッチで縫われているのでボコボコとパッカリング。このあたりがたまらない一本です。
workwear and more...
新しいリンク先様です。
workwear and more...
http://workwears.posterous.com/
ビンテージのワークウェア、アド、そしてポストやコロナなどなどを紹介されています。
やはり目を奪われるのはビンテージのワークウェア。
5 brothersのネルカッコいいです。
今は良い世の中で、ビンテージを持っている方がこんな風にいろいろと紹介してもらえるのが良い刺激に成ります。
やっぱり、このぼや~っとした古いネルでしかない色。
自分で持っている物はWORKERSにアップしたり、着たりしているのでその良さに気づけるのですが、層でない物は人が着ていたり、本で見たりして「良いな」と思ってもその良さはす~っと素通りしてしまうのです。
良さに気付いて、自分で「着たい!」と思うのが何よりも私にとって大事です。
この気持ちが無くなった時は洋服を作るのは辞める時だと思っています。
ある意味本当のプロでは無いのかもしれませんが、これが私の物作りの原動力です。
そんな原動力に燃料を注いでくれるビンテージ好きな人には感謝しかありません。
workwear and more...
http://workwears.posterous.com/
ビンテージのワークウェア、アド、そしてポストやコロナなどなどを紹介されています。
やはり目を奪われるのはビンテージのワークウェア。
5 brothersのネルカッコいいです。
今は良い世の中で、ビンテージを持っている方がこんな風にいろいろと紹介してもらえるのが良い刺激に成ります。
やっぱり、このぼや~っとした古いネルでしかない色。
自分で持っている物はWORKERSにアップしたり、着たりしているのでその良さに気づけるのですが、層でない物は人が着ていたり、本で見たりして「良いな」と思ってもその良さはす~っと素通りしてしまうのです。
良さに気付いて、自分で「着たい!」と思うのが何よりも私にとって大事です。
この気持ちが無くなった時は洋服を作るのは辞める時だと思っています。
ある意味本当のプロでは無いのかもしれませんが、これが私の物作りの原動力です。
そんな原動力に燃料を注いでくれるビンテージ好きな人には感謝しかありません。
Bean's Labrador Parka
L.L.Beanのラブラドールパーカーをアップしました。
これも、バイクや自転車に乗る時に「今風のpatagoniaなんかじゃつまらないな」と探した一枚です。
去年、事務所を移転して自転車やバイクに乗る事が増えたおかげでまた新たなジャンルに自分の興味が向いています。
で、向いたとなればオタクにアプローチするのが私のやり方。特にL.L.Beanはカタログのおかげでディテールの意味、年代の特定がしやすくて楽しいです。
このパーカーのデザイン元はおそらく第二次大戦の俗に「スノーパーカー」とか「山岳パーカー」などと呼ばれるリバーシブルのパーカーでしょう。
L.L.Beanのカタログを見ていると、他にもミリタリーに着想を得た、それどころかもしかしたらもともとそういう製品を作っていたところOEMではないかと思える製品がちらほらあります。
Gormanさんの伝記いわく、L.L.Bean存命時代の商品仕入れは「安い事、機能製であること」が第一条件であったようなので、需要が無くなれば値段が下がりやすく、機能製は折り紙つきのミリタリー系に目を付けたのもうなずけます。
Upcoming,
5月更新予定。
とりあえず文章だけですが、サンプルがすべて完成したのでお伝えします。
- Engineer Shirt, Polka Dot, Regular Collar
ポルカドットのレギュラーカラーシャツ。
ポルカドットというとラウンドが多かったのですが、久しぶりにレギュラーカラーで作成しました。
- Trousers, Parachute
本当は今月出そうと思っていたのですが、シャドーストライプの値段に恐れをなし来月にしました。
いわゆる空挺パンツ。出来る限りオリジナルに近い縫製、型紙もほぼオリジナルまま。
裾をブーツにたくしこんでバイクに乗るなり、自転車に乗るなり。
- Lot 200, Wabash, Denim
こちらも久しぶりにLot200。定番のWabashと新たなデニム。タテヨコ色糸、それも硫化染めでくすんだ色のデニムです。
いわゆる、リーバイスがジーンズに使っているようなデニムとは違う、1910-30年代ごろにワークウェアメーカーで使われていたくすんだブルーのデニムを目指しています。
- Work Vest, Wabash
1月に登場して売り切れてしまったワークベストを再登場させます。
前回、売り切れで買えなかった方、申し訳ありませんでした。
- Tool Bag, Ecru Canvas
最後は、ベルシステムのツールバッグにショルダーを付けた物。
口止めのレザーを付けるかどうか、いまだに悩んでいます。どうしよう・・・
はたして、口止めが画竜点睛となるのか蛇足となるのか。もう一週間ほど悩んでみます。
以上、画像は今週中にもアップします。お楽しみに。
登録:
投稿 (Atom)