http://www.e-workers.net/store/201802/top.htm
今月はWORKERS初、着丈が80センチもあるシャツ。
脇の切りあがり、これが丈が長くないと作れない曲線 |
脇の独特な切りあがるラインをそのまま再現したかったので、参考にしたオリジナル同様の丈にしました。
最近、そのものの本来のシルエットが受け入れられやすくなっているように感じます。
例えばコートの袖の太さがゆったりしたり、身幅・肩幅も本来あるべき寸法が作り出すしわ(ドレープ)が綺麗だなと見直されたり。
そんな流れを感じ「今なら作っても着たいと思える!」ということで形にしたのがBand Collar Shirtです。
元はミリタリー物と思しきシャツ。このオリジナルについても近日アップします。
そして・・・
おっとこのネームは・・・何かが新しい |
こちらは詳細を近日アップしますが、さっそく自分で着てみた感想は・・・
「今回の糸は通常の長綿、糸の風合いが以前のコンパクト紡績超長綿とは違う」
「杢グレーは、糸の番手は同じなのに少し厚み、がっしりした感じ。着ていても、ばりっとした硬さ、バルキーさと良く言われる感じを受ける」
「一方で、表面の毛羽が若干あるからか、着た時の暖かさはコンパクト紡績より高い」
言葉で説明は難しいのですが、以前から作っているネイビー・グレーとは着るとわかるぐらい風合いが違います。
あちらは高級、しっとり、スムース。今回のはより、質実剛健。
毛羽というのも、まったく0では化繊のスムースな生地のようになってしまう。
毛羽があるからこそ、そこに空気がたまり保温の役割を果たす。
最たるものはウールで、あの独特な表面の細かな毛にあたたかな空気層ができるわけです。
同じコットンでも、繊維長の違い、紡績方法の違いでここまで触感が変わってくるのかと実際着てみて感じました。