この夏、初めてWORKERSではTシャツを作ります。
その生地を編んでもらっている所を見学してきました。
これが、昨年末に紡績屋さんで作ってもらった糸。
綿を混ぜて、糸の原型に成るスライバーを作り、それを何本も撚り合わせて作って杢糸。
輝くWORKERS別注糸!!! 記念に少しもらおうと思ったのですが、ニッターさんが全部編んでしまいました。
ついに糸を別注出来るようになったか~と感慨ひとしおですが、その分、ある程度の量がまとまった作られてしまうので残ったら一生この色のTシャツを着ます。
編み機の針を止めてもらったところ。この何千本という針が目にもとまらぬ速さで動いて生地を編みあげていきます。
Tシャツ生地、編地の種類で言うと「天竺」になります。これを、あえて裏毛の編み機で編んでいます。
なんで?という話なのですが、私が「こんな編地が欲しい」と見本で出したビンテージの生地。表面がでこぼこして、ラフな風合い。これを今再現しようとすると、天竺専門の編み機で編むよりもこの裏毛の機械で編んだ方が風合いが近くなるので、あえてこちらで編んでもらう事になりました。
編み機の口の部分、本来、裏毛(スウェット生地)用なので上糸・中糸・下糸と三本入っている道があるうち上だけ使っています。
編み上がった生地は最後、下に向かって降りてきてぐーるぐると回りながら巻きとられていきます。
この段階では、生地はまた丸編みの状態。丸く編まれた物が最終的にロール状に巻き取られています。
この生地をさらにセット(洗って、ある程度縮率を落ち着かせて)してから縫製に回っていきます。
そう、今日あたりからいよいよファーストサンプルの縫製が始まっている頃です。