来季、Lot 808よりさらに一段段階細い Slim Straightなジーンズを作ります。
Lot 805 Slim Straight。よりシャツ+セーター+ジャケットスタイルに合わせやすくを目指した品番です。
自分自身、細い(Lot 805)のも太い(Lot 815) のも、中庸(Lot 808)も、どれも好きです。上に着るもので合わせるので、やはり三パターン欲しかったのです。
さらに、細身のジーンズというと、どちらかというとディテールや生地云々よりもシルエットに重きがおかれます。
そこは「レプリカジーンズ」で育った世代なので、やはり綿糸で縫ってほしいし、リベットやタックでも「らしさ」が欲しい。生地も当然キバタ(未防縮、未ねじれ防止)。
細身にしすぎると、うまくまとまっているけれど「あざとい」と思われる事もあります。
そういう時はLot 808があるわけです。その「あってるようで、あってないようで、でもそのぐらいのがちょうどよい」という時もあれば「やっぱり、このぐらい細身のほうがジャケット合わせるには合うね」という日もあります。
さらに、Lot Slim Straightではサイズ展開を変更します。
具体的には、Lot808の36=Lot805の34。
808は昔々のジーンズにならって、洗い前のサイズ表記でしたが、現代的に洗い後の寸法表記に変えます。
外側がLot 808、内側がLot 805。
極力、ワタリから太もも部分は変えたくないので近い曲線にして、膝から下を細くします。
膝の少し上あたりから、急激に細くなるのがわかります。
あのブルーザーブロディだって、膝から下は以外に華奢でした。人間、太ももは様々ですが、膝から下は意外とある程度の寸法の中に入るのです。
Lot 805、どうぞお楽しみに。