11月登場予定。Monach Barndのショルダーを参考に作ったシェルバッグ。
オリジナルは、断ち切りが裏に見え、あまりきれいとは言い難い仕上がりでした。そこで、袋縫いステッチをもう少し深く。縫い代を出来る限り見えなくしました。
本体は6号コーマ(櫛を入れて短繊維を除いた)パラフィンダック。ぐるりのパイピングは10号パラフィン帆布。
フラップバッグを作った時に整備したパイピング専用のミシンが役だっています。
http://www.e-workers.net/store/2012_04/ie1.htm
縫製は総綿糸。強度を考えると、化学繊維の糸のほうが良いのですが、オリジナルのあのやれた風合いを出すにはやはり綿糸だろうと言うことで、今回もあえて綿糸を選びました。
リベットは通常の打ち抜きよりずっと大きいもので手打ち。アメリカから輸入しました。
昨年の春先に買ったもので「津波は大丈夫か!」と心配しながら送ってくれたものです。
長い革は、専門の型抜き屋さんで。それ以外の革は自社のクリッカー(抜き機)で抜いたもの。
出来上がってしまえば、簡単そうに見える製品でも意外と手間というか、時間がかかっています。
小学校の頃の算数で、掛け算ができるから割り算ができるようになりと、段階を踏んで勉強しました。
製品作りも同じで、一つづつ出来るようになった事を積み重ねてまた新しい製品を形にしていきます。