Officer Trousers, Vintage, Type 2

 6月は、Officer TrousersのVintage Fitを作りました。

https://e-workers.stores.jp/


今回はWORKERSで受注はとらずに、在庫を作りました。

次作れるのも、だいぶ先になりそう&作ったとしても値段が毎回のように今後も上がりそうなので、在庫を用意しました。


色名:Khaki No-1。いわゆるアーミーの古着のチノパンのあの色が目標


USMC Khakiは毎度おなじみ、WORKERSの別注色
土っぽい、ブラウンに近いベージュ

ベージュは100色あんねんで、って感じで過去にもOysterやら、Light Beigeやら、いろいろ作ってきました。去年のOysterから、色に何かニックネームを付けたほうが良いなという事で、今年はKhaki No-1とつけてみました。(KHAKI SHADE 1のほうがよかったかな?)

裾幅24センチのチノパンは裾回りから足まで隙間があるので涼しい。夏に履くチノパンとして最適。

以前は「裾24センチはぶっとすぎるな~」なんて言われましたが、最近は「ちょっと太め?」ぐらいの感想をもらいます。物は変わらなくても、時代とともに見慣れたシルエットが変わる。その揺らぎが今を生きているという事。だから、WORKERSは延々、いろいろなシルエットや、微妙な差のサンプルを作り続けるのです。

メーカーを始めたころは、お店さんから「定番は無いの?」とよく聞かれました。
定番が無いと繰り返し売れない!とかよく怒られました。(起こった人はたいてい取り扱ってもらえませんでしたが)

逆に、WORKERSを取り使ってもらえるお店さんから「10年経てばシルエットはがらっと変わる。10年間、ずっと同じものを作り続けると、あまりにも世の中の流れとかけ離れてしまうケースもあり、そうなると、売るに売れない。だから、WORKERSのやり方にも一理ある」と言ってもらえたりします。

どちらが、正解というのは無いのでしょうが、私は、微妙に変えていくのが好きなだけです。アップデートという言い方も嫌いで、それだとまるで、過去作ったものが何か悪い部分があったように聞こえるので。

時代が変わり、人の指向・趣向が変化していくだけ。自分に合う・合わないがあるだけで、服に良いも悪いもないと私は考えています。(だから、「何々でなければならない」という紋切り型は嫌い)