Days

サンプル依頼が佳境を迎えつつあり、毎日、型紙引いて、仕様を書いて、部品を決めてと追いまくられています。

そんな中でも、明日からは出荷作業。もうすぐ1月納品をお届けできます。お楽しみに。


デニム織布工場にて・・・たぶん、今は使ってないだろう整経機?
そんなこんなで、しばらくどこにも行けていないのでストックフォトから。
ちょうど、WORKERSのセカンドロットが織りにかかった時に訪ねたデニムを織る工場さんの一枚。昔は白布を自社でタテ糸かけてたのでしょうか?よく見たら不思議。

デニムは、タテ糸のロープ染色→分繊(染色した糸を均一な色になるようわける)→ノリづけしながら整経(タテ糸をビームという軸に巻く、この後はすぐに織り機にかかる状態)

ここまでを染色工場で一気にやるので、タテ糸をかける機械は織布工場には基本的に無い筈なのですが・・・ ウールだとこれが、織布工場にもタテ糸かける整経機があったりするのです。



山口にて・・・のどか
これは11月に行ったニットの編み立てをしている工場の最寄駅。
ニットは今、セカンドロットに入っています。
糸はおなじみ、大阪の南のほうの某T正紡さん。WORKERSのTシャツ糸でもおなじみです。
それが、一度新潟の糸染め工場に行き、山口で編んで、また別の場所でリンキングに。西日本ぐるぐるまわって作られるニットです。



モデルのMr Pocketは何を見てるのでしょう???
私の仕事は、どうしても一人でいることが多く、また工場の人と話すのはあくまで技術的な話がほとんど。

「ファッション」となると、彼が一番の話相手で、モデル撮影に来てもらってもつい休み時間が長くなります。

私より10歳下ですが、便利なような悲しいようなのが、若い時からネットが身近に合ったこと。私はぎりぎりネットがなくて、情報は都会の人が知っている・・・みたいな実体験があります。

高校時代、グレゴリーの旧タグを普通に使ってる付属中学上がりを見てどれだけうらやましかったか・・・埼玉のヨーカドーやイナゲヤでは売ってませんでした。どこで買うかすらわからないので、教えてもらおうとすると「父さんからもらったからわからん」とか言うあたり、さすが育ちが違うな、と実感したのを今でも覚えています。

そんな思いして、ひとつひとつ探して、値段見て買えなくて、なんとかバイトしたりして買って。喜んで使って。そんな想いが一つ一つにあるし、「洋服」とか「ファッション」に強い興味や憧れがあるのは、結局あの当時の衝撃がずっと残っているからだと思います。