いつかは作ってみたかった、本職のバッグ屋さんで作るバッグ。
http://www.e-workers.net/store/201304/ie1.htm
一番の難敵はパーツの多さと、革のパイピング。
革のパイピングまで、イタリアバダラッシの革を使っています。あのHAVERSACKの底に使ったものと同じ。さすが本職、綺麗に縫えています。
今回は初めてビニモという化学繊維の糸を使いました。値段も値段なので、少しでも長く使ってもらいたいこと、さらに革の場合、縫い終わりの糸始末に熱とノリを使うのが一番安定して仕上がりです。
この熱処理は化学繊維糸ならできますが、綿だと燃えて消えてしまいます。
じゃぁ、綿はどうするかといえば返し針するぐらいしかありません。
すべての個所の糸を残して手縫いで止める方法もありますが、現実的ではありません。
ストラップ部分は、おなじみのブッテーロにさらにオイルを入れ込んだマレンマというもの。
フラップ付きは普段使いの荷物、たとえばパスケースとか携帯をどこに入れるか?という問題があります。
今回のバッグは、通常はフラップの金具は止めずとも口がそう簡単には開かないように脇のマチが上に行くにしたがって少し狭くなっています。
さらに、中に小物入れ用の部屋を作る事で対応しています。
といろいろ言っていますが、自分自身、一泊の主張はこのバッグが一番使いやすく、だいぶ使っていたものも傷んで来たので作ったものです。
表地・裏地ともにパラフィンダック、持ち手も付けて使いやすく。
お値段は張りますが、ぜひご検討ください。