Lounge Jacket・・・早い
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm
在庫を少し作っていたLounge Jacket、今日で全部出荷になってしまいました。早い・・・
WORKERSのジャケットでも一番発注数が多い物で、「世の中でダブつくんじゃないか・・・」と心配していたのですが。でも、多いと言ってもあくまで「WORKERSにとって」レベルなので、大した量じゃ無いのかも。
ちなみに、気の早い話ですが、2020FWではLounge Jacket、仕様、パターンが変わります。現在の3面体、10オンスチノは今期のみです。あおってるみたいですが、事実です。20SSでも、新たなLounge Jacketをやるのですが、それを発展させて秋冬分も仕様を変えてみます。
出張行くたび、頭の中で考えていたのですが、昨晩、寝るまで目をつぶってからず~っと型紙考えていて良いアイデアが浮かびました。
私は、製品ラインナップを考えたり、新製品の仕様を大まかに考えるの、たいてい寝るまでの間です。あまり寝つきが良くないのですが、服の事を考えているとそのうち寝られます。
我ながら「他に趣味は無いんかい!」と突っ込みたくなります。もちろん、音楽も好きだし芝居(最近はたまに行く歌舞伎だけですが)、バイクとかちょろっと趣味はありますが、あくまで楽しむ程度。それも、年とともにだんだんはまり切れなくなる部分が出てきます。特に、音楽とか芝居は。昔みたいに「見た瞬間総毛立つ」が少なくなりました。
洋服は、そういう単純に直観でゾクゾク来るというのではなく、趣味であり、仕事であり。自分で作る過程もそうだし、人が作る製品だけでなく、その作る過程見ても「なるほど、こういう工夫があるのか」とか、そういう楽しみ方は今でもできます。
なんの話だ・・・カタログ作りに戻ります。Loden Clothは朝、画像チョイスが終わったので、今日から仕事の後にまとめられるかな~
WORKERSご注文分は明日出荷予定
Loden Clothの産元、Leichtfriedの5代目も「いいじゃん!」と言ってたLounge Jacket |
数量チェックが終わってこれから袋詰めです。
オーダーいただいたお客様にはご案内しましたが、Lounge Jacket, Ventileのみ生地入荷が遅れ8月出荷になります。申し訳ありません。
http://www.e-workers.net/store/201907/top.htm
すでに、卸先様には納品済です。お探しの色・サイズがあればお問い合わせください。
http://www.e-workers.net/contact/top.htm
精紡が終わった糸。 この後チーズアップという、もっと大きな巻きに糸をつないで巻きなおしていきます。 |
織機の経糸(タテ糸)がかかる軸、ビーム |
早くまとめたいのですが、そこまで作業が進まないので少しだけ。
https://www.leichtfried-loden.com/en/
Loden Clothを作っているライヒットフリード。どの工程をやっているのかと思ったら、原毛を洗って染める、混ぜる、糸にする、織る、縮絨、起毛、仕上げまで・・・一気貫通に一か所でやっている工場でした。少なくとも、私が今まで行った工場だとデニムのカイハラさんが一気貫通だったはずですが、普通は
「糸は紡績工場」
「染は染工場」
「織は機場」
「仕上げは仕上げ工場」
と分かれています。
分かれていない分、とにかくすべての工程の規模が小さい。
小さいからこそ、目が届くし、小ロットで多品種作れる良さがあります。(でも大ロットやる工場は工場で、違った意味で管理がしっかりしているケース多々。人の目じゃなくて、もっと機械化して)
今回のLoden Clothも
「規模が小さい工場で作ってるからこだわりの良い物です!!!」
って言いきってしまえば楽なのです、製品を企画する側としては。
でも、私自身、規模の大小いろいろな工場に行って、それぞれがそれぞれの強み、逆に弱点は補いながら、最終的には
「エンドユーザーが欲しい!と買ってくれる製品になるような素材」
を必死に作っているのを知っています。だからこそ、現代まで残っている素材メーカーさん達で、私が行くことができるわけです。
そうなると、「何々だから良いものだ」と簡単には言い切れなくなります。
でも、ライヒットフリードは確かに「良い工場」と思いました。非常に整理が行き届いていて、設備は新しい物・古い物があれど、どれも整備されて現実動いている。この辺りの、設備投資の話も五代目から聞いてきましたので、詳しくはまた来週から。
まだ、いくつか聴きたいこともあり、先方にメールで問い合わせもするので時間をください。
タクシーちゃん |
ウィーン歌劇場前 |
出張終了、Leichtfried
やっと今月のバタバタが終了しました。
オーストリアのウィーンへ行ってきました。さらに、ウィーンから電車で3時間ほど。ローデンクロスを作っているLeichtfriedへの訪問が目的。詳しくはまた、来週まとめますが、原料のウールを仕入れ、糸にして、織って、最終の仕上げ加工まで。全部一か所で、それも超小規模で行っている珍しい会社でした。
WORKERSご注文分の出荷は明後日頃に出荷作業しますのでしばしお待ちください。
10年ほど前のウェストバージニアから始まり、サンフランシスコ、ニューヨーク、ニューオリンズ・・・海外も国内も。WORKERSを始めてからは色々行っていますが、私自身、正直、旅はそれほど好きではありません。学生時代も全くと言っていいぐらい、どこにも行きませんでした。(ビンテージショップ見に埼玉から名古屋まで行ったのが一番遠いぐらい)
研究?というか、当時は趣味もあって服を買うので精一杯。どこか行くほど予算が無かったのもありますが、私の性分で自分のスペースでちまちま作業しているのが好きなのです。今は、私が職場にいない間に何か起こっても対応できないのもイライラするし。
そんな私ですら、ウィーンはまたいつか、仕事じゃなくて行きたいなと思うほど
良い街でした。治安も良さ「そう」(実際はわかりません)、食べ物もおいしい、街は建物と言い衛生面と言い綺麗。歩き&電車で行ける距離にコンパクトにまとまっている。電車も乗車券さえ買えば、改札も無く乗りやすい。
そんなこと言っても、次行けるのは仕事辞めてからでしょうから、30年後ぐらいかな?
まだあと数か所、素材に関係して見に行きたい場所もあるし。
10月納品分&最近のバタバタ理由
http://www.e-workers.net/store/201910/top.htm
今シーズンの大物たち、ただいま受注中です。
「いや、さすがに値段的に現物見ないと!」というお客様は、探している色、サイズを教えていただければ取扱店もご案内いたします。
今月は、後のスケジュール都合で受注が7/7日曜日までです。WORKERSにオーダーいただく場合はお早めにお願いいたします。
それと、いつものスケジュールだと来月受注のBal Collar CoatはWORKERS受注はしません。生地がギリギリ過ぎる&諸事情(工場が「早く投入して早く縫う代わりにやる」という約束)ですでに裁断が進行しているからです。今から「この色のこのサイズ」と言われても、無い、でも他のサイズはある・・・といったケースがあるのでWORKERSでの受注は無し。在庫ができた場合は、また販売します。
シルクストール・手捺染中 |
これは見ないとわからない。柄はしゃっきりでないといけない、でも裏まで抜けるぐらい、強い圧力でプリントしないといけない。当然台は汚れる。でもその汚れは絶対、次についてはいけない。作業は早くないといけない、でも、台が汚れて洗って、乾かないうちに次は乗せられない・・・といったようもう、相反する作業を次々と、人間がチームになって行う手捺染は独特の工程でした。
ちなみに、翌日にまた、別の工場でお願いしているバンダナ&コットンサテンストールの試験擦りは見事うまくいかず!ただいま、別のやり方で模索しています。
前とまったく同じバンダナならすぐにできるのですが、もうちょっとベースになる布に厚みが欲しい、だから糸の番手を変えて・・・なんてトライしたら、今までと同じやり方では裏まで色が抜けきらない。抜染に変えると、今度は柄が出ない・・・とか、苦心しています。