Hercules Pants, Belt Loop


本日は、朝から一月分のサンプル裁断。そして、ベルトループ/ボタンホールといった自社スペースに無いパーツの縫製をしてきました。

ここで大変な事が。ベルトループの針幅。オリジナルは4.6ミリほどなのですが、工場では一番狭くて6.4ミリ。

そして、オリジナルは針幅が細い分、ほつれやすいのをカバーしたかったのでしょう、生地の重なり代が多く、ループの真ん中が盛り上がっています。

さぁ困った。このミシンを手配するとなると、それだけで10万20万は飛んでいきます。
費用負担してゲージ交換、押さえ金交換させてもらうか・・・いや、それだって相当かかるぞ・・・・

 たかがループと思いつつも、それでもオリジナルを真似させてもらうからには出来る限り真似したい部分です。

そこで、頭をぐるぐると回転させると・・・そうだ、あるぞ!
ベルトループ部分、縫い方を扁平縫いという表はシングルステッチ、裏は糸が左右に渡った縫い方です。
Tシャツでもよくつかわれる縫い方です。(ミシンの形は違うのですが、縫い目形状は同じ)

先日、Tシャツ工場さんで使わなくなったという扁平縫いミシンをもらいました。
針幅がもしかしたら・・・と思い、預けてあるミシン屋さんで見ると・・・どんぴしゃ。特注でもない限り、針幅はある程度種類が限られるので「そうじゃないかな」とは思っていたのですが。

これで、なんとかそこまでの費用がかからずにこのループが縫える!
でも、生地を折っていくラッパ(金具)は当然別注。押さえ金やらドブ板も少し改造がいりそうです。
本来、Tシャツのオーバーロック後の割部分に使っていた物なので。

それでも0から扁平縫いミシンを買うよりは安価に仕上がりそうです。
別注ラッパが出来上がり、ループが縫える様になるのがクリスマス頃。それまでに、帯付け直前まで仕上げておきます。

こういう、どうでもよい部分の積み重ねが最終の雰囲気を変えると信じて、今回もできる限りオリジナルに似た雰囲気に。
明日は縫うぞ!!!