金型抜き


英語で何と言えば良いのか・・・昨日は、長尺の金型抜きをお願いする工場さんに挨拶に行ってきました。

昨年あたりから部分的に革を使ったバッグに取り組んでいます。
各パーツを抜きだすのに、刃がついた金型と、クリッカーと呼ばれるプレス機を使います。
幸い、近所の刺繍屋さんが持っているクリッカーを借りて製品作りを始めました。

とても便利な機械ですが弱点が一つ。
クリッカーの上・下面の長さ以上の物を何十回、何百回と繰り返し抜くうちに金型が弓なりに反ってしまうのです。
原因は、上下面の長さが足りないため、金型を二回以上打つことからです。金型は基本、二度打ち厳禁です。

当然、長尺用に幅の広いクリッカーがあるのですが、弊社のような少ない数量でお願いできるところは中々有りません。
が、今回、有りがたい工場さんが見つかったのでさっそくご挨拶に伺いました。



そもそも、バッグを作るときなどはいわゆる「バッグメーカー」にお願いして、各付属をそろえてもらい、製品として納品してもらうのが普通のやり方です。

でも、それでは面白くない。

せっかくWOKRERSで作るからには、自分の身の回りの生産背景で、普段ジーンズ等を縫っている工場だからこそできるバッグを作りたい。
そんなところからLeather Handle ToteやTool Bagが生まれてきました。

私の好きなアメリカの古いバッグを見ても、やはり今のバッグメーカーさんとは違う、分厚い生地を縫うミシンであったり、リベット打ち機であったりが多用されている事も、岡山でのバッグ作りに注力したきっかけの一つです。


児島・岡山はジーンズ関係の集積地なので、 リベットやジーンズ用ボタンはいくらでも手に入りますが、たとえばナスカン一つでも途端に話が遠くなります。
そこで、鞄の集積地と言えばやはり浅草・蔵前近辺です。
自分はもともと埼玉出身で、友人が偶然浅草・浅草橋に居た事もあり、学生時代は浅草橋近辺をウロウロしていました。

他にも鞄集積地と言えば、豊岡や大阪もあるのですが、土地勘と何と言っても集積の度合いが一番高いので東京で仕入れをしています。
ちなみに、リベットセッターは大阪出身で、今もメンテやパーツは大阪です。

話がそれましたが・・・

そんな風に、岡山の縫製を活かすバッグ作りをする為、東京、大阪 、名古屋、そして一部部材はアメリカからも取り寄せつつ一つの製品にしています。

だいぶ苦労はしました。その間の出張費は考えないようにしています。
おかげで、規模は小さいながら、 クラシックなツールバッグを基本にした作りであれば、海外製品にも負けない製品作りが出来るようになってきたと思います。

とにかく、一つ一つ、機械であり、部品でありをクリアしていく事で次の製品が出来、またそこで覚えた仕様を転用してさらに新しい製品を作る。

小学校のころやった算数のようですが、いきなり難しい問題はできません。基礎をして、そのうえでその基礎を使って次の課題へといった物作りです。