グレーディング

本日は10月受注中の製品のグレーディング作業。
CADは変わりましたが、やっと慣れました。
慣れれば、これはこれで便利な機能もあります。

今日検討していたのが、袖ぐりの形状。 
当然、身幅や肩幅を変えると、袖ぐりが大きく・小さくなります。
その袖ぐりに袖を取りつけるためには、袖もやはり大きさを変える必要がありますが、その変え方が悩みどころです。 


上の図は、 袖山の高さを変えず、袖幅で変化する寸法に対応した方法。
良い点は、袖山の高さが変わらないので、マスターサイズでできた縫製はグレーディングしたサイズでも理論上は可能であること。
袖山が高くなると巻き縫いがしづらいくなるワークシャツなどは有無を言わさずこの方法です。

また、体格の良い人は当然腕も太くなると考えれば、その太くなる腕を袖幅でカバーしていることにもなります。

一方で、袖幅が広くなるとシャープな雰囲気が無くなる、もっとタイトな方が良いという方にとってはマイナスと取られる方法です。



そんな、袖幅にこだわる人にはこのグレーディング。
袖山で変化する寸法に対応します。

ただ、わずかとは言え、袖山を変えるのは縫う事考えるとやりたくないやり方でもあります。
また、体格が大きい人でも袖幅はそのまま、カバー率が下がるとも言えます。

どちらのやり方が正しいと言う事はありません。
最終的にはWORKERSの今回の製品はどちらと選ぶしかない話です。

ちなみに、上の方法だとしても袖幅の変化は1サイズあたり0.7センチほど。
さらに、14.5-13.5サイズ間は袖ぐりをほとんど変更しないようなグレーディング方法を取っています。

これは、単純にどこまでも小さくしてしまって腕が入らないぐらい小さいサイズにしたくないからです。

我ながら、型紙はマスター・グレーディングともにひきたいものがひけるようにはなったと感じています。
ただこれからは、どこまでWORKERSらしさ、自分らしさを入れて、どこまで「商品として求められる寸法」を取り入れるのか、その取捨選択が必要になります。
そんな時も最後は、自分の直感を信じて選びます。

追伸:H君、もう東レ大丈夫です!いつでも聞いてください。