企画中




生地をいろいろ目の前にしながら企画中。
企画している最中、はたから見ると「本当に仕事してるのか?」と思えるぐらい、掃除をしたり、ひどいとぼ~っとしているように見えますが、この間も頭の片隅では考えているのです。
おこがましいですが、池波正太郎も同じような事をエッセイに書いていました。文章を書きだすまで、試写会に行ったり、ご飯を食べたり、はたから見たら仕事をしていないようでその間にじわ~っと考え続けている。いざ、筆を取りだせば早いし、書いていて悩むようじゃまだ物になっていない。
服の仕様を考えるのも同じです。いざ、型紙作りだす時にはすらすらできるのでないとだめです。

ストライプは、織物。とある生地屋さんに「何か良い企画ないですかね~」なんて言われた時に私の持っている生地スワッチをいろいろ見てもらいました。

その中に、幅こそ違えどこんな感じの、杢糸とベタ染めでストライプを作った生地がありました。
織物で表現しているもの、染め+プリントで表現するもの、いろいろあるのですが、今回は織物で作ったそうです。
好評のボタンを使って、シャツ・パンツを作ろうと思い仕様書を書くのですが・・・、この生地が使われた年代「っぽい」仕様を選ぶのに苦心しています。

今作るとなると、ポケットだろうとその他の仕様だろうと、何でもできます。
何でもできるからこそ、やりすぎてしまうとくどい。かといって、シンプルすぎてもいけないし、この生地が使われただろうな~という年代とかけ離れても面白くない。そういう、わざと生地・形をずらした企画もありますが、今回は比較的、年代を合わせていこうと。

そう言いながらも、フロント・ポケット口・台襟・羽襟の仕様は決まっています。後は袖口や、裾のライン・・・WORKERSを見たり、資料・本を見たりして、この企画に一番似つかわしい仕様を考えます。と、煮詰まっていないのでまだ棚上げ。型紙は明日以降に。

ヒッコリーは、まだ先の企画に。
この生地自体、初めて見たのはまだWORKERS始める前。初めて自分でカバーオールの量産をテストしてみた時なので・・・6-7年前でしょうか。
「リーバイスのオーバーオールでこんなのあったな」と思い、ずっと温めていました。暖め過ぎて腐るかと思いきや、今に成って「これ」と思う企画に巡り合いました。

最後に・・・最近、画面上での色の再現具合を聞かれたのでお答えします。
WORKERSでは、写真に写っているような色見本を使い、ホワイトバランスを合わせています。
ただ、それでも実物と全く同じ色の再現はできていません。できる限り忠実に再現できるよう、モニタキャブリレーション、色見本でのホワイトバランス取りを行っているのが現状です。
ちなみに、この色見本。先日呑んで使って無くしました。久しぶりに買い直そうと値段を見ると・・・なんと1万円。写真用具は高いので大事にしましょう。