惚れた弱み


この手の音楽話は、実はブログを読んでくださる方には退屈なんだろうなぁと思いながら、久しぶりにはまっていろいろ考えてしまったので。

最初は「ふ、どうせMortonにはおよぶまい」という気持ちで聞いたWillie "The Lion" Smith
そもそも「ライオンキングだっけか?」とか適当に名前を間違えていたぐらいでした。

最近、amazonでMP3のダウンロードが簡単にできる、かつCDで買うと数万もするものが800円で買えたりします。
で、つい前から聞いてみたかったものを買ってしまったのが最後、かっこいい・・・

ストライドピアノというと、Fats Wallerが有名ですがどうにも私は好きになれず(単にうるさいと感じてしまい)、でもJames P Johnsonは好きという、いまいち一貫性のない好みです。

そこで、Willie "The Lion" Smithです。
上の一本目のビデオの典型的ストライド、Carolina Shoutも良いのですが、それ以上に良いのが二本目に入っているMorning Air。とにかく、旋律がきれいです。Mortonとも、James P Johnsonとも、当然、ブギウギとも違う。かといって、ストライドでは無い。

さらに「1950」という編集物を聞いています。モートンやジョプリンについて触れながら、ラグやピアノロールなどの典型的な演奏を見せています。達者です。似たような事は、モートンのLibrary of Congress録音のメープルリーフラグでもあります。

昔々、YMOのライブごとのアレンジ違いにはまりまくっていた私には、この「同じ曲でもアレンジ違い」はジャンルこそ違えど聞いていて楽しい物ばかりです。

でも、同じ曲名でも中身が違う、Finger Buster(モートンはBreakerとも)はやはりモートンの方が私は好きです。全く物が違うので単に好みの問題です。



そして、こういったクラシックなジャズの源流の一つ、ラグの神様、スコットジョプリンはこんな弾き方は好きではなかったのだろうなぁと、Willie The Lion Smithのメープルリーフラグを聞きながら思いました。